狂愛 1

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JHside






ソユンヌナが去り、俺達もボイトレするために移動を始めた。








NM「ホソガ〜、後でダンスで聞きたいところあるんだけど」








JH「おー、じゃあボイトレ終わってからでいい？」







ナムと一緒に廊下を歩く。








NM「あぁ、いつも悪いな。…ってあいつあんな所で何してんだ？」







JH「ん？」







ナムが指差す先を見るとアイツがいた。







あいつは急いだ様子で、手には銀色のキラキラしたものを持っている。








JH「アイツ何持ってんの？」







NM「保冷バック、、じゃない？多分」







JH「保冷バック？」





何に使うんだろう。




あいつは、上の階にいる俺らに気付くことなくどこかへ走っていった。









まあ、あいつの事なんてどうでもいいか。








興味はこれっぽっちもない。






さっきのソユンヌナの言葉が脳に反芻する。







暴力はためだって、、、俺らは相当最低なことをしているって自覚している。






でも、自分でも驚くほど罪悪感が湧かない。








その理由は、あいつが日本人だから、ただそれだけ。









アイツが走って外に飛び出しっていったのを、目で追ってから俺はナムと一緒にボイトレに向かった。

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