龍馬殺しの刀【刀剣乱舞】

彼の幸せ ページ33

加州side







歴史改変、俺たちはそれを防ぐために人の身を与えられ、今ここにいる

それは俺達のためでもあり人間のためでもある

本当にそうかなって思った時期があった









陸「…！あれは……！」









和「越後守……元主が生きていた頃の…」









加「確か、まだ忠犬って感じの時だね。……こんのすけ犬だよね、審神者に関しては」








こ「私は管狐です！狐！」









安「でも、イヌ科だよね？狐って」









和「おい、おめぇらこんのすけを弄るんじゃねぇ…」








長「今は越後守を連れ帰ることが大事だろう…」









堀「あの……」









陸「どーしたんじゃ堀川」









堀川が長曽祢さんの言葉で悩みを明かした

その悩みは









堀「本当に連れ帰って……越後守くんは幸せなんでしょうか」









加「でも、連れ戻さないと歴史改変するかもよ？」









堀「でも…越後守くんは……」









長「越後守が心配なのは分かるが…今は任務を果たすだけだ」









堀川の言い分もわからない訳では無い

越後守は本丸に帰れば政府の命令上、刀解処分される

越後守にとっては悲しいことでしょ？

何せ帰ってきても、帰らなくても不幸が待っているんだもん

改変したくなるよ…それが俺だったら









陸「そう言えばなんで今井っちゅー奴がおらんがか？」









こ「今井信助は坂本龍馬暗殺時に集められた見廻組新入隊員です。そして、今井信助はその後、捕り方に捕まって龍馬暗殺の事を話しています」









和「入って早々、暗殺か……こんのすけ、桂早之助についての情報は？」









こ「少しお待ちください」









龍馬暗殺事件は幕末の謎とか言われているらしい

坂本龍馬を殺したのは三人ってことが分かっているけど、本当にやったのは誰かわかんないんだって

それに、新入隊員がすぐに暗殺させられるって少しおかしいと思うし









加「……あっ」









越後守だ。俺たちの本丸の…

目が合った時に逃げられちゃった…

ねぇ、お前は何を思って行動してんの

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