夜 ページ26
越後守side
夜は好きだ
夜が好きな理由は僕を蔑む人間が歴史館に来なかったからだ
蔵から出てみた、空には月が爛々と光り輝いていた
僕もあんな感じに綺麗だったらいいのに…
三「おや…越後守じゃないか」
「！……三日月宗近…」
三「三日月でいい。ちと、話し相手になってはくれんか」
「僕みたいなダメ刀より((三「お主ではないとだめなのだ」…｣
僕みたいな奴と話して何がいいんだか…
三「主が心配しておったぞ？湯浴みから全然姿を見せないとな」
「あんな人間に心配される筋合いはないよ」
三「お主は何故、自分に誇りを持てない？」
「逆になんで誇りを持たなきゃいけないの？」
「僕達は刀だ。誇りを持ったとしてもそんなの人間に崩される」
三「まぁ、そうだな。がしかし、誇りを持つからこそ、分かるものがある」
「…誇りを持つからこそわかるもの……？」
分かってもいいことと悪いことがあることなんて分かりきったことなのになんで求めるんだろう
僕にはなんの誇りがあるんだろう
三「それはお主の努力次第でわかる。…目が腫れているがどうした？」
「……別に。話終わりなら僕は違うところに行くから」
そう言って僕は三日月宗近の元を離れて違う場所に行った
誇りを持つからこそわかること……か
誇りってなんだろう
新撰組みたいな誠の志？
それとも何？
「誇りって、どんなものなんだろう」
夜が深くなっていく
音がなくなり静かになる
暗闇が安心感を与えてくれる
暗闇が安堵を教えてくれる
誇りってどういうものかを知りたい。そう思ってしまうのは何でだろうか
僕にはそれすらもわからない
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 576人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜華 - 読んでいて、涙が止まらなかったです。この作品を読んだ後、越後守包貞の画像を見てとても苦しかったです。ほんとに、この作品を読めて良かったと思いました。自分の知らないことを知る良いきっかけになりました。続編も頑張って下さい。 (2018年8月15日 21時) (
レス) id: 53a73824dc (このIDを非表示/違反報告)
自由陣(プロフ) - Lilyさん» おぉ！ありがとうございます！続編頑張りますので少々お待ちください (2018年8月14日 20時) (レス) id: afb9c1dd51 (このIDを非表示/違反報告)
Lily(プロフ) - このお話すごく大好きで、読んでて思わず涙しました…。続編本当に嬉しいです！これからも楽しみにしています！ (2018年8月14日 20時) (レス) id: b420be78ac (このIDを非表示/違反報告)
自由陣(プロフ) - 祟璃さん» コメントありがとうございます。私もこの小説を書いていくうちに越後守包貞という刀や幕末での出来事等をよくしれてよかったと思っています。アドバイスは次の小説の参考にさせてもらいます。ご愛読ありがとうございました。 (2018年8月12日 5時) (レス) id: afb9c1dd51 (このIDを非表示/違反報告)
祟璃(プロフ) - 個人的に、途中の亀甲さんギャグ回は話の序盤に入れない方がいいかなと思いました。ギャグは全てが解決したあとに。この作品は、序盤はシリアスに固めた方がいいと思いました。読者の一つの意見として、参考にしていたたければと思います。長々と失礼しました…。 (2018年8月12日 0時) (レス) id: 977ed6dc6a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：自由陣 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rekishilov1/
作成日時：2018年8月2日 6時
