探しに ページ37
静かな部屋で一人、蹲っていた
ただ、そうやって一日が過ぎるのを待っていた
目の前にあるのは本体
(嗚呼、なんて弱々しいんだ)
眼から流れ落ちるそれは畳を濡らし、口からでる音は俺を黒く染める
堀「兄弟、そろそろ昼餉だよ」
「嗚呼」
堀「この部屋で食べてもいいんだよ?兄弟がそれを望むなら…」
「なぁ…」
堀「な、なに?」
「…なんでもない」
そう言うと兄弟は「そっか」と言うと部屋の前から去っていった
言えるはずがない
一瞬で楽にさせてくれなんて
「赤い箱が俺を望むなら、俺はどうなってもいいだろうな…」
だって、何も出来ないのだから
元気に走ることも、戦に出て勝つ事も、笑う事も
そう言えば、かざしてない場所が一つだけあったような気がする
「…行ってみる、か」
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あい - 面白かったです!山姥切国広が消えてしまうところは、悲しくなりました……。とても感動しました! (2019年9月14日 6時) (レス) id: 11080e1a67 (このIDを非表示/違反報告)
凛浪(プロフ) - とってもいい作品ですね!わたしは山姥切が1番の推しなので見れて良かったです(。 ・`ω・´) キラン☆ (2018年9月14日 23時) (レス) id: 658a93e870 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:自由陣 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rekishilov1/
作成日時:2018年9月8日 11時