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狩屋視点
｢狩屋大丈夫？｣
｢はぁ･･･っ、大丈夫だよ･･･｣
屋上の給水塔の影に俺たちは身を潜めていた。
あれから立て続けに能力を使い、疲労困憊の極みだ。
｢た、戦わなきゃいけないのかな？｣
｢それは最終手段。危険過ぎる｣
つい午前中の天馬君の冷ややかな笑みが、
フラッシュバックする。
恐らく理性を失っていたんだと思う。
そんな状態になるのに、無茶はさせられない。
でも、それをやらなきゃいけないんだろう。
｢みーつけた｣
背筋が凍った。
天馬君は微かに震えている。
｢大人しくしておいてくれます？｣
｢んな訳･･･ねーだろっ｣
近くにあった石を投げつけて広い場所に出る。
｢酷いなぁ、狩屋君｣
｢何の用かな、影山君｣
天馬君を庇う様に前へ。
勿論手には攻略本を持って。
｢分かってるくせに･･･"通信妨害"！｣
何をする気かは知らないが、こっちだって多少は戦える！
攻略本に手を入れようとする、が
｢いっ･･！？｣
指先には細かい擦り傷。
攻略本のページは何処も『砂嵐』。
｢お前････今何した？｣
｢大したことじゃ無いですよ^^｣
おもむろに、影山君が学ランを脱ぐ。
カッターシャツの腕には腕章が付いていた。
｢改めて、自己紹介するね。
僕の名前は影山輝、放送委員長です｣
｢一年生で委員長･･･？｣
怪訝に思った天馬君が、首を傾げる。
｢会長さんにスカウトされたんですよ、この･･｣
直後、天馬君が呻いた。
｢電波、通信、全てを操る能力を買われて、ね｣
｢あ、ぐ･･･ぅ｣
｢天馬君！｣
頭を抑えて、うずくまる天馬君を見ながら
俺は、必死に考えを張り巡らせた。
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西園天馬(プロフ) - こんにちは、この作品、すっごく面白いです！続きが早く見たいです！できるだけ早く、復活してください！ (2016年2月28日 15時) (
レス) id: 0590e02076 (このIDを非表示/違反報告)
神風篤土 - 早く復活してくださいね。 (2015年8月29日 20時) (レス) id: f3655788b9 (このIDを非表示/違反報告)
霧屋天馬(プロフ) - 常連客さん» ありがとうございます！のろのろ更新ですが頑張ります！ (2015年7月21日 15時) (レス) id: 6ec01f3b49 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - 面白かったです、更新頑張って下さい！ (2015年7月20日 12時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
狩屋マジLOVEレボリューションズ(プロフ) - モンハンネタ良いですね！作者さんはモンハンやってますか？ (2015年7月18日 18時) (レス) id: 74f1ff746c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霧屋天馬 | 作成日時：2015年4月25日 10時
