13 ページ17
霧野視点
もう来ないと決めていた場所なのに。
紙のすえた臭いと、埃っぽさ。
なんとも言えない気分になる。
俺はほんの一ヶ月前まで、ここ図書室にいた。
それが仕事だったから。
今それを誰がやっているかがどうしても気になって、動かずにはいられなかった。
カウンターに寄っていくと、俺の代わりがいた。
｢どうした、霧野。裏切ったくせにノコノコと｣
中学生とは思えない大人な横顔。
こちらを向かずに本を捲るその人は、
俺の方をやっと向いて髪をかきあげた。
｢やはり、貴方でしたか―――――
―――――南沢先輩、どうして････？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 10人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
西園天馬(プロフ) - こんにちは、この作品、すっごく面白いです！続きが早く見たいです！できるだけ早く、復活してください！ (2016年2月28日 15時) (
レス) id: 0590e02076 (このIDを非表示/違反報告)
神風篤土 - 早く復活してくださいね。 (2015年8月29日 20時) (レス) id: f3655788b9 (このIDを非表示/違反報告)
霧屋天馬(プロフ) - 常連客さん» ありがとうございます！のろのろ更新ですが頑張ります！ (2015年7月21日 15時) (レス) id: 6ec01f3b49 (このIDを非表示/違反報告)
常連客 - 面白かったです、更新頑張って下さい！ (2015年7月20日 12時) (レス) id: 3322158484 (このIDを非表示/違反報告)
狩屋マジLOVEレボリューションズ(プロフ) - モンハンネタ良いですね！作者さんはモンハンやってますか？ (2015年7月18日 18時) (レス) id: 74f1ff746c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霧屋天馬 | 作成日時：2015年4月25日 10時
