【HQ】厄介なのが部員だということ (ページ4)

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04：後輩も厄介だということページ4

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わたしの最近の悩み。

それはーー

『ぐっ、届かない………！』

放課後、部活に行く前にレポートのために図書室で本を借りようと手を伸ばすもののこの有様である。

上の棚にあるものは私の身長で届くわけもなく。

苦戦している私の隣で、ヒョイと私が借りようとしていた本を取った、いや、取ってくれたのは。

「…これですか？」

『！月島』

ここで振り返ってみよう。

私の最近の悩みはーーそう、こいつも厄介者だということ。

出会ってまだ一週間も経ってないけど月島の性格は大体把握した。

菅原さん同様こいつもめんどくさい。

なんて本人に言ったら怒られそうだから言わないけど。

「おチビは届かなくて苦労しますね」

『お前腹立つホントに腹立つ』

「光栄です」

ーーまあこんな奴が素直に本を渡してくれるわけもなくて。

私が本を取ろうとすれば、本を持っている片手を高く上げて私が取れないようにする。

それの繰り返し。

『取ってくれたのは感謝する。たがその本を素直に渡してほしい』

「嫌ですね」

『お前ほんとめんどくせ～～～～～』

いちごオレ奢ると言ったところ安くないですか？と返されたのでこいつはもう知らん。

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(あれ、月島ずいぶん可愛いの飲んでんじゃん)
(佐野さんが奢ってくれただけであって僕が好んで飲んでるわけじゃないです)
(お前一旦黙った方がいいんじゃない？？)
(Aマジおこじゃん)

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