56)地獄耳な剣士と天羽組と夏祭り�� ページ10
「おーい」
「あ、永瀬の兄様！にぃ様達もいるー」
手を振りながらやって来た永瀬と、その後ろからやって来る華太や野田、和中、そしていろいろ荷物を抱えた亘清
「お仕事終わったの？」
「あぁ、無事にな」
ニマニマする南雲のお尻を蹴る野田
「あだ！？」
「お前のおかげで予定より早く終わった野田」
「それは良かったっすねぇ」
「雛姉さん、焼き鳥とかって食べましたか？色々買ってきました！」
「亘清、気が利くようになったね」
「マジですか！？姉さんに誉められた！！」
Aに扱かれまくった亘清は笑顔で誉められ、嬉しそうにガッツポーズ
「露骨に喜ぶな」
「ひぅ・・・」
すぐに無表情になる姉に突き落とされた
「誉められて喜んだり、怒られて落ち込んだり、忙しいなぁ、お前・・・」
永瀬は焼き鳥もーらい、とパックから焼き鳥を取り、Aに渡しながら食べる
「南雲の兄貴、何か変わりはありませんでしたか？」
「まぁ、色々あったな・・・あ、そう言えば知り合いが来てたな。寄食が・・・・・・うぇ・・・思い出しちゃった・・・・」
げんなり、な顔をする南雲
「寄食・・・？」
「えぇっと・・・・きとう、さん？」
「！！何か貰っていませんでしたか！？」
「え？あ、あぁ、そう言えば“お茶”と“唐辛子パウダー”と、スパイスがって」
カッ！と目を見開き
「例の“秘境巡り”！！雛！！お前本気で苦丁茶を仕入れたな！？」
「あ♪花火が上がりましたよ！」
ドーン！と夜空に開く大輪の花
「あぁ、本当に綺麗だな・・・って誤魔化すな！！苦丁茶だけじゃなくて余計なものも仕入れただろう！！何処にやった！？」
「おっしえなーい♪たーまやー！」
「雛ーーーーっ！！！」
―――――――――――――――――――――
先に【月菊】へ戻ってきた城戸と浅倉
「兄貴、それなんや？」
城戸の手にはある“紙袋”
「Aちゃんに店の地下倉庫に置いてきてって頼まれたんや。“お茶”と“スパイス”やって」
「へぇー・・・？」
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かな - 雛さんはメアリー.スーヒロインですね。欠点無さそう。 (12月31日 20時) (
レス) id: 6ea7610922 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 三毛猫の正体は文ストキャラの夏目漱石ですか？ (11月22日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます。 (11月21日 13時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2023年11月20日 23時
