52)地獄耳な剣士と天羽組と夏祭り�� ページ6
「あー！ここだよ！かわいいアメのおみせ！」
「すごーい！」
「おはなやうさちゃんもいるー！」
「あ！雛おねえちゃんだぁー！」
「おねぇちゃんあめやさんになったのー？」
「あら、いらっしゃいませー」
ご近所の顔馴染みの子供たちに笑顔で出迎える
「今日１日だけの特別なお店でーす♪みんなどんな飴がいいですかー？」
「わたし、たんぽぽー！」
「うさちゃんがいいー！」
「ぼくライオン！」
「ぞうさんがいいなぁ！」
「僕このお花がいい！」
「はいなぁー、ちょーと待っててくださいねー」
目の前で作り上げる飴細工
子供だけではなく、通りかかる人にも注目されていた
「はーい、苺飴は400円になります」
「飴細工はこっちは500円、こっちは800円になります！」
南雲と北岡も客の相手をする
「はい、出来ました〜」
『わぁーい！』
子供達に出来た飴細工を手渡す
「人にぶつからないように、気を付けて下さいね」
『はーい！』
子供達を見送る
「南雲の兄様、北岡さん、飴がなくなっちゃったので今あるので一回終わりでーす」
「はいよー」
「A！やっと見つけたぞ！」
ん？と目を向ければ、白いスーツを着たサングラスをかけた人を見つける
「あら、鬼頭さん。いつこちらに戻ってきていたんですか？」
ご機嫌よう、と笑うAの前にやってくる
「「？」」
南雲も北岡も見覚えがないが、Aの様子を見れば、知り合いのようだから見守る
「貴凛町で寄食屋台をしたのだ！ほぼ客は来なかったが！」
「でしょうね」
「相変わらず良い笑顔だな！」
「(寄食の屋台！？)」
「だが1人だけ猛者がいたのだ！カース・マルツゥーを共に食したのだ！！いずれ奴とは共に秘境巡りに行きたい！」
「・・・・・・・・・・」
Aの脳裏に数日前にとんでもないもの食わされた、と青ざめた顔で報告に来たメロンパン屋の友人を思い出す
「南雲の兄貴、カース・マルツゥーってなんでしょう？」
「さ、さぁ？聞いた事ないな？」
「む？興味あるか？今から用意して「鬼頭さん、私が頼んでいたものは？」おぉ！そうだった！今日はこれを届けに来たのだ！」
鬼頭は持っていた紙袋を探る
Aは2人を見て
「数日寝込みたくなかったら余計な事を口にしない方がいいですよ」
小さく忠告するAに、只事じゃないと察し、ゴクッと喉を鳴らした
「あぁ！これだ！頼まれていた“お茶”と“唐辛子パウダー”だ！あとスパイスと諸々と・・・・」
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かな - 雛さんはメアリー.スーヒロインですね。欠点無さそう。 (12月31日 20時) (
レス) id: 6ea7610922 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 三毛猫の正体は文ストキャラの夏目漱石ですか？ (11月22日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます。 (11月21日 13時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2023年11月20日 23時
