61)用心棒な番犬達と天王寺組の舎弟 ページ15
Aが所有する隠れ家の一つ
そこは城ヶ崎や城戸達を匿う家
Aは鵺の智也と共にその隠れ家に訪れた
「丈一郎、潤、来たよー」
玄関に入って声をかければ、浅倉が顔を出す
「いらっしゃい、A」
「ご飯食べた？まだなら作るよ？」
「城戸の兄貴が焼きそば作ったから平気や。食べてく？」
「食べたーい」
中に入ればホットプレートで焼きそばを作る城戸
「おー、Aちゃん、智也も丁度良かったわ。焼きそばお食べ」
「ご馳走になります・・・しかし、そちらは？」
1人、見知らぬ青年がそこにいた
「あら、お目覚めになられたのですね」
「お陰さんでな。ほら岸本、話とったAちゃんや。挨拶しぃ」
焼きそばを食べながらAの方を見る青年
頬張っていた焼きそばを飲み込んで
「どぉも、天王寺組の戸狩派の岸本といーます」
「Aです。お怪我の具合はいかが？ご飯を食べれているから平気でしょうか？」
「まったく問題ないですわ」
「よくお前普通に飯食えるな・・・」
呆れた目を岸本に向けながら浅倉はAと智也にお茶を渡す
「城戸の兄貴達がいるなら大丈夫やと思って」
「能天気な奴・・・」
「まぁまぁ、えぇやん、下手に警戒されるより。Aちゃん、おおきにな。はい、丈一郎兄さん特製焼きそば」
「好きにしていいよって言ったの私だもの。ありがとー」
「智也もお食べ」
「はい、ありがとうございます」
2人は焼きそばを食べる
「美味しい」
「Aちゃんの焼きそばも美味しいで。今度食べ比べしよか？」
「楽しそう！」
「偉いことになりそうやな・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
岸本は城戸と浅倉、そしてAを見て
「・・・・・兄貴たちは、天王寺組辞めて、この人についたんですか」
真面目な顔になる岸本
「・・・・辞めたっていうか・・・・」
「俺ら死んだ事になっとるからなぁ、Aちゃんに助けられたし、この因果をどう終わらせようか悩んだし、飯美味いし、この子危なっかしい事ばっかするからほっとけないし・・・」
「兄貴兄貴、本音が駄々漏れですわ」
「・・・・・・・・・・・・」
「岸本、お前はただ命令に従っているだけで、心では何でやって思っとるやろ」
岸本は城戸の言葉に、死にかけた時を思い出す
「・・・なんで俺が死なんとならんのって思った」
「そうや、それはみんな思っとる事や。Aちゃんはこの関東関西の争いを終わらせるって約束してくれたんや」
62)用心棒な番犬達と天王寺組の舎弟�□�←60)極道の幼馴染みと金砕棒の兄貴��
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かな - 雛さんはメアリー.スーヒロインですね。欠点無さそう。 (12月31日 20時) (
レス) id: 6ea7610922 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 三毛猫の正体は文ストキャラの夏目漱石ですか？ (11月22日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます。 (11月21日 13時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2023年11月20日 23時
