59)極道の幼馴染みと金砕棒の兄貴�� ページ13
Aは困ったように笑い
「私、一言もそんな事言ってないんですけど」
「そんな事するのはお前ぐらいだってわかってんだよ」
「・・・・・・・・・・・」
そっぽ向くAに、くっくっと笑う相良
「まぁ気付いてるのは一部だ。気にすんな」
「皆さん目敏くなりましたねぇ・・・前まで死の物狂いで探し回っていたのに」
「いや、むしろなんで気付かれねぇと思うよ？大抵のあり得ねぇ事はほぼほぼお前だと思う事にしたわ」
「理不尽！」
「なーにが理不尽だ」
相良は少し乱暴に頭を撫でた
買い物や食事、スイーツを楽しみ、プレゼントを買っては近くに控えている舎弟に持たせる
「買いすぎじゃないです？以前もお洋服を沢山頂いているのに」
「俺がお前の洋装が見たい。これもいいな・・・よし、A、これに着替えてこい。後靴はこれで、アクセサリーは・・・・」
「(着せ替え人形ってこんな気分なのかな)」
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病院帰りの３人の前に立ったのは、戒炎のツートップの２人、我妻と麻生だった
「(まずい・・・姐さんを逃がさねぇと・・・！)」
久我と海瀬はすぐに考えを巡らせる
そして、過ったのはAの言葉だった
「・・・兄貴」
「あぁ・・・」
久我と海瀬は顔を見合せ、頷いた
――――――――――――――――――――――――
買い物を楽しみ(主に相良が)、２人は歩いていた
「あ、そう言えば相良さんは先日トラくんの差し入れ食べましたか？」
「おー、栗のおにぎりとどら焼きな。美味かったぞ」
「よかったー」
「あの丸ごとの栗が入ったどら焼き良かったな。売ってる奴かと思った」
「大阪にあるお店のどら焼きを真似して作ったんです。皆さんに好評なら安心してお出しできます♪」
「大阪？・・・・なぁ、A、最近お前、大阪にこだわってねぇ？」
「えー？」
誤魔化すA
「すっとぼけやがって・・・・兄貴たちに言えねぇ事すんなら京極組に言え。うちもお前に甘いからな」
「皆さん過保護ですねぇ・・・・・あら」
ピクッと何かに反応し、立ち止まるA
「どうした」
「この声・・・・まさか」
Aの耳に届く音
この辺りの地図を脳裏に浮かべ、ある場所に向かう
「誰かっ！！！」
その先で走ってきた女性を抱き留めるA
「梢さん？」
「え、あ、雛ちゃんっ！？」
「姐さん！？こんな所でなんで一人で、久我と海瀬は何を・・・・・まさかっ！！」
60)極道の幼馴染みと金砕棒の兄貴�あ�←58)極道の幼馴染みと金砕棒の兄貴��
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かな - 雛さんはメアリー.スーヒロインですね。欠点無さそう。 (12月31日 20時) (
レス) id: 6ea7610922 (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 三毛猫の正体は文ストキャラの夏目漱石ですか？ (11月22日 21時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続編おめでとうございます。 (11月21日 13時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2023年11月20日 23時
