77)そういうこと ページ29
ある任務終わりのお話――――――――
伏黒は伊地知と直帰
悠仁は別任務中のAの買い物に付き合うのと一緒に映画を観に行くとか
釘崎はジバンシィの新作を試しがてら街をブラブラ
「あ、この色ならAに合いそう・・・いや、でもあの子そのままでもかなり・・・メイクしたらどうなるのかしら・・・・」
「あ、あの!」
急に声をかけられ、振り返れば長身の少女
「すみませんっ、さっき、虎杖くんと一緒にいませんでしたか?それに、今Aって・・・」
「・・・・・・・・・・へ?」
釘崎は彼女、小沢 優子に誘われ、喫茶店へ
「これ、中学卒業式の私です」
見せられたスマホの写真
そこには目の前の少女とは似ないふくよかな体格の女子がいた
「え!?マジィ!?半年前でしょ!?何がどーしたの!?」
驚いて見比べる釘崎に苦笑する小沢
「いやぁ、その時から身長だけが15cm程伸びまして、それと東京に来て環境の変化のストレスでみるみると・・・・」
「ほぇー・・・って・・・」
画面を触り、見れば見覚えのある男子と女子が小沢の左右にいた
「虎杖兄妹じゃん」
「卒業式の日に、Aちゃんにお願いして一緒に撮ってもらったんです。本当は連絡先とか知りたかったけど、私東京に越すよ決まってたし・・・Aちゃんとも、少しお話しただけで、そんなに親しくなかったから・・・」
コップのストローを回しながら話す小沢
「でもさっき、虎杖くんを見付けて、今の私ならもしかしたら、なんて・・・」
「え゛っ、優子、それって・・・・つまり“そういうこと”ね!?」
「はい!“そういうこと”です!」
釘崎はすぐにある人に電話をかける
「あ!もしもし、伊地知さん?伏黒まだ乗ってますー?お店のURL送るんでそこまで引き返してもらっていいですか?アザッス!シクヨロデース!」
そう言って電話を切る
「今から私より虎杖に詳しい奴が来るわ」
「あのっ」
「まずはソイツに話を聞きましょ」
「もしかして、釘崎さんも虎杖くんの事「ない」
小沢の言葉を遮る
「天地がランバダを踊っても、ない」
そう言い切る釘崎だが、胸のどこかでもやっとした
「?(不整脈?)」
「??」
少しして伏黒がやってきた
「おい、なんなんだよ」
「オッス!伏黒ォ!虎杖って彼女いるー??」
「は?」
「実はこの子がかくかくしかじか・・・」
「!つまり“そういうこと”か!?」
「えぇ、“そういうこと”よ!」
釘崎の隣に座る伏黒
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mythos(プロフ) - 悟・・・宿儺・・・(;一_一) (11月3日 13時) (レス) @page43 id: 908403f7fb (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - 更新待ってます…!!!! (7月30日 5時) (レス) @page28 id: 345da165ee (このIDを非表示/違反報告)
松前菊(プロフ) - やだもう、好き……好きすぎるこの作品……!! (6月4日 10時) (レス) @page23 id: 4c0d3a01c3 (このIDを非表示/違反報告)
ふぉん鴉(プロフ) - 好きです!!!!!!ありがとうございます!!! (5月23日 19時) (レス) @page17 id: ecacc3dc55 (このIDを非表示/違反報告)
箱 - ステキな作品を書いてくれてありがとうございます! (5月7日 20時) (レス) @page11 id: e97eef8072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水琴 | 作成日時:2023年4月16日 12時