検索窓
今日:27 hit、昨日:82 hit、合計:284,808 hit

41)迷いと後悔 ページ42

「そうだな、終わったら連絡する。大金入ったら、俺がいつもの礼に飯でも奢ってやるよ」

「・・・・そう・・・楽しみ・・・」

「おぅ、楽しみにしとけ」

そんな会話をした数日後

「・・・・・・・・・・・」

Aは見えない壁で自分を囲んで、呪術高専の敷地の中にいた

「(結界、みたいだけど・・・あまり、関係ないみたい・・・)」

ある場所に向かって行く
建物の入り口の前で血の中に倒れるメイド服の女性

近くに膝ついて触れればまだ感じる生の気配

「異能力【君死給勿】」

金色の蝶が舞い、傷を癒した

「異能力【深淵の赤毛のアン】」

女性は消えた
Aは立ち上がり、建物の中に入った

中を進めば、倒れる少女と、甚爾と戦う少年
Aは少女の側に膝つく

「!(急所、外れてる・・・)」

2人が戦いに集中しているのを見て、Aは少女を【アンの部屋】へ移動させ、ポケットから光が宿る結晶を取り出す

「異能力・・・・」

小さく呟かれた言葉に、消えた少女と瓜二つの何かが現れた

そしてAは【アンの部屋】へ消えた


戦いを終えた甚爾は倒れていた少女に近付く

「!」

感じる違和感に考える甚爾

「(この感じ・・・あいつの・・・)」

覚えのある感覚に周りを見るが、何も見えない

「・・・・・・・・・・・・・・・」

甚爾は少女の姿をしたそれを脇に抱え、歩き出した


【アンの部屋】で手当てを終えたAは【アン】に2人を頼み、戻ってくる

建物の外に出て、次に別の建物へ向かう

「・・・・・・・・・・・・・」

そこには左腕、脇腹を抉られた甚爾がいた

「・・・・そこにいるのか・・・A」

「・・・・・・・・・・・」

Aは異能力を解き、甚爾の前に現れた

「・・・やっぱりな・・・あのガキ入れ換えただろう」

「・・・いけなかった・・・?」

「いんや?誰も疑ってねぇしいいんじゃね?」

甚爾は少女、天内 理子に銃を向けた時、過ったのは今目の前にいる不思議な少女の事だった

「(一瞬迷って、急所を外した・・・)」

スッと目の前に膝つくA

「・・・“とーじ”・・・死ぬの・・・?」

「そーだな、この傷だと、助かりはしねぇな」

「後悔、しない・・・?」

「後悔?」

そう聞かれて、思い浮かぶ姿

「・・・どうだろうな・・・・してるかも、しれねぇーわ・・・」

「そう・・・なら、助ける・・・」

「は?」

すると、金色の蝶が舞う

「異能力【君死給勿】」

「・・・・・・・は?」

42)ご主人様と2人の犬→←40)不思議な少女と呪力のない男



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (174 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
520人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

優奈(プロフ) - コメントありがとうございます。いつも見てます!これからも頑張ってください! (2023年4月15日 18時) (レス) id: 78ffdc92e1 (このIDを非表示/違反報告)
イザナ「情緒不安定」(プロフ) - 夢主がとても可愛い件について (2023年4月2日 22時) (レス) @page43 id: 398e436feb (このIDを非表示/違反報告)
梓月(プロフ) - とても面白いです。続きが楽しみで毎日ワクワクしています。急で申し訳ないのですが学長との会議の前に漏瑚と戦うシーンがあったと思うのですがその後の学長と雅ちゃんの会話はあるのでしょうか。できればみたいです。 (2023年3月30日 8時) (レス) @page14 id: 8f74670e2f (このIDを非表示/違反報告)
人形師(プロフ) - 凄く面白いです!続きが気になります! (2023年3月10日 1時) (レス) @page20 id: 5da4b4263e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水琴 | 作成日時:2023年2月26日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。