121)特殊警棒の兄貴とその舎弟 ページ21
天羽組は野田を襲撃した首謀者を探す
集中治療室で治療が続く
華太が時間の合間に様子を見に行くと、そこにはAの姿があった
「どうしたんだ？雛」
「にぃ様、心配なのはわかりますが、お仕事があるでしょう？野田の兄様は私が見てますから」
「けど、お前店は？」
「ねぇ様から暫く夜の営業は中止して、昼にするように言われて」
「あぁ、そうか」
ちらっと見れば、違和感のある人がいた
Aにつけられた護衛だ
「(姉さんの護衛がついているなら大丈夫か・・・)何かあったらすぐ俺か事務所に連絡してくれ。でもお前も狙われている可能性があるから絶対に無理しないでくれ」
「誰が敵なのか分かりませんから動きませんよ。ねぇ様からも釘刺されちゃいましたし」
Aはギュッと華太の手を握る
「・・・・・にぃ様も、無理なさらないでくださいね・・・」
「・・・・・あぁ・・・・」
華太は、“無理しない”とは言えなかった
Aもそれはわかっているようで、それ以上は言わなかった
―――――――――――――――――――――
組に代わり、昼の営業の後に野田の様子を見守り、組にメールで報告して、夕方に帰る生活を送っていたある日、村雨町を歩いている時だった
「あれは・・・」
見覚えのある男が走っていた
「・・・・トラくんの所の、鷹橋さん・・・・？」
彼は必死の表情で車を追っていた
「・・・・・・・・・・・」
Aは彼を見つめる
そして、スマホを取り出し、ある人に電話をかける
「こんばんわ、Aです。ご報告したい事がありまして」
その頃、京極組事務所
「あぁ、わかった。ありがとな」
電話を取った相良が立ち上がる
「どうしました？相良の兄貴」
「ちっと野暮用だ。行ってくる」
そう言って出ていった
「？兄貴・・・？」
――――――――――――――――――――――
「ぐあっ！！」
顔を斬られ、脇腹を斬られながらも立つ鷹橋
「致命傷だ。まぁ、みんなすぐそっちに行くから寂しくはない」
圧倒的な力の差
「でもまぁ仲間の情報を全部吐いたら病院に連れていってやってもいいよ？」
「、本当か・・・」
「あぁ、まずは五十嵐の自宅を教えてくれ」
鷹橋は馬鹿にするように笑う
「毎沢駅からまっすぐいった所だ」
「舐めてんのか・・・もういい、そろそろ死のう」
振り上げられるナイフ
その時
「うちの舎弟に、何してんだてめぇ」
鷹橋の前に立つ男
「・・・さが、らの・・・兄貴・・・？」
122)特殊警棒の兄貴とその舎弟�□�←120)突然の出来事��
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魔王(プロフ) - 最高ですか！？バグ大の少なくてでもめっちゃ好き！！アイスピックの兄貴最高！！！ (2022年10月14日 23時) (
レス) @page23 id: 243dedab57 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - はぁｯｯ⤴︎（好きですぅ） 初コメがこんなんでいいのか､､､すみません (2022年10月4日 23時) (レス) @page9 id: e9f5fada24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月28日 23時
