119)突然の出来事 ページ19
街に買い物に出ていたA
「卵買ったー、野菜買ったー、お肉も魚も買ったー、おまけも貰ったしー」
♪を浮かべながら歩くA
すると、人混みの中に見覚えのある髪型を見つけた
向こうも目立つ自分に気付き、手を振った
「野田の兄様・・・・・」
けど、その後ろに近付く二人組に気付く
気配を消している、殺意は感じない、兄様は気付いていない
でも、兄様を狙っている
「兄様後ろ！！」
「！！」
けど、遅かった
「っ・・・・・・」
よろめく野田
「兄様！！」
駆け寄るA
「っ、悪い・・・遅かった、野田」
「兄様！野田の兄様！！」
走り去る謎の二人組をギロッと見る
すると、ポンッと誰かに頭を撫でられる
「！」
2人を追って走っていく人がいた
「っ、兄様！しっかりしてください！兄様！！」
溢れる血を止める為に自身の服の紐や帯をほどき、処置をする
暫くすれば誰かが呼んでくれた救急車が到着した
「背中を２ヶ所刺して切られてます、出血も多いから急いで」
「ありがとうございます！替わります！」
救急隊と替わり、下がるA
「野田の兄貴！！？」
騒ぎを聞き付けた華太と飯豊が駆け付ける
「雛！何があった！？」
「姉さん血だらけじゃないっすか！」
「全部野田の兄様のです・・・」
「飯豊、先に事務所に戻って伝えておけ。俺は雛を送って話を聞く」
「わかりました！」
華太はAに自分の白いジャケットを羽織らせ、近くに停めてあった車に乗り込む
「何があった？」
「わからない・・・なんも気配を感じなかった、兄様も気付いてなかった」
「そうか・・・・だが、お前が近くにいて良かった」
「でもっ、私がもっと早く気付いていたらっ」
「A、大丈夫だ」
華太はAを抱き締める
「大丈夫だ、野田の兄貴は死なない・・・大丈夫だ・・・絶対、大丈夫・・・・」
華太はAを落ち着かせる為に頭を撫でる
でもそれは自分に言い聞かせるようだった
―――――――――――――――――――――――――
Aを店に送り、今日は店は休むように言い聞かせ、事務所に戻った
「小峠、お嬢ちゃんは大丈夫か」
「はい、頭。少し取り乱していましたが、今は店で休ませてます」
「・・・でも、雛ちゃん危ないんじゃない？野田の兄貴の暗殺の目撃者だろう？」
「！」
小林の言葉に誰もが立ち上がる
「兄貴！すぐに姉さんの所にっ」
「それは大丈夫だ」
華太は舎弟を止める
120)突然の出来事�□�←118)極道の兄と極道の幼馴染みとピザ窯��
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魔王(プロフ) - 最高ですか！？バグ大の少なくてでもめっちゃ好き！！アイスピックの兄貴最高！！！ (2022年10月14日 23時) (
レス) @page23 id: 243dedab57 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - はぁｯｯ⤴︎（好きですぅ） 初コメがこんなんでいいのか､､､すみません (2022年10月4日 23時) (レス) @page9 id: e9f5fada24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月28日 23時
