115)極道の兄と闇金の社長�� ページ15
華太は情報屋・伍代にコンタクトを取っていた
「闇金の社長の件だろう？Aさんからも頼まれてたよ」
「雛に？」
「社長は彼女の店の“客”だろう？」
「あぁ、だろうな・・・」
華太だって知っている
妹のお客に手を出せばどうなるか、
「君達にとって、組員同然の人物だから、遠慮して身柄を寄越せとは言わないけど、内心は自分の手で始末したかっただろうね」
「今回は殺した奴の事より、家族を優先したようだからな。それで？」
「勿論、ちゃんと仕入れてきたよ・・・ただ、理由はかなり吐き気するぐらい醜い・・・手を出さないと決めたAさんには言えないぐらいにね」
―――――――――――――――――――――――
北辰会の事務所に行けば、大きめのコートを纏い、フードで顔を隠した少女が目に入った
「誰っすかね？こんなとこで」
「A、何している」
華太が声をかけると少女は顔を上げた
「にぃ様、野田の兄様」
「クレイジーガール、流石にカチコミには連れていかんぞ」
「わかってますよ、私はただ金庫を取りに来ただけ。終わるのを待ってまーす」
「ったく・・・・飯豊、悪いが一緒にいてくれ。まぁ大丈夫だと思うが」
「わかったっす！」
「心配性なにぃ様ですねぇ」
あっけらん、としているA
「俺が心配しているのはカチコミにお前が乗り込んで来ないかだ」
事務所に入っていった華太と野田
聞こえてくる声に耳を済ませながら終わるのを待つ
「姉さんは怖くないっすか？」
「？何が？」
「カチコミっすよ？もしかしたら死ぬかもしれないし、逃げてくる残党に遭遇して殺されるかもしれないですし・・・」
「・・・飯豊さんは怖い？」
「怖くない、とは言えませんね」
「ならそれを大切にして？私はもう感じないから」
「感じない？」
「昔、死ぬような扱いばかり受けてたから、殺されるって感覚が麻痺してるみたい。人が殺されるのは嫌だけど、自分ではなんとも」
すると、静かになる音
「雑魚は終わったのかな？」
覗き込めば、死屍累々
「うわ・・・姉さん、見ない方が」
「野田の兄様とにぃ様だけだからまだマシな方でしょう、平気」
迷う事なく足を踏み入れる
「2人は、２階か」
見つけた階段を上がろうとすると、まだ息のある男を見付ける
「・・・・・・・」
それは首謀者の一人である息子だった
「どうしました？姉さん」
「いいえ、別に」
飯豊の目を盗み、歩きながら天井に何かを投げた
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魔王(プロフ) - 最高ですか！？バグ大の少なくてでもめっちゃ好き！！アイスピックの兄貴最高！！！ (2022年10月14日 23時) (
レス) @page23 id: 243dedab57 (このIDを非表示/違反報告)
リオ - はぁｯｯ⤴︎（好きですぅ） 初コメがこんなんでいいのか､､､すみません (2022年10月4日 23時) (レス) @page9 id: e9f5fada24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月28日 23時
