99)月菊と天羽組 ページ39
車を見送ったA
「雛ちゃん」
「小林の兄様。お疲れ様でした」
「雛ちゃんもね」
小林はAを抱える
「お店に帰る？送るよ」
バイクを指す
「ふふっ、ついでに何か食べます？」
「食う食う！結局飯なくなってからあまり食えなくてさー」
「まぁまぁ、大変でしたね」
にこにこ笑い合う2人
「おいこら、そこのクレイジーガール、何勝手に帰ろうとしとんじゃい」
近付いてきた野田に2人はこてん、と首を傾げる
「「駄目？」」
「なんで血の繋がりもないお前らが似てくるんだ。俺のお説教がまだな野田」
「野田の兄様もご飯食べる？」
「話を聞かんかい！食べるわ！」
「食べるんじゃんww」
「A、俺もいいか？」
「いいよ、和中の兄様」
「雛姉さーん！！俺も！！横浜で俺頑張ったんですよー！！」
「あ！ずるいです！！北岡の兄貴がいない間俺も頑張ったんっすよ！！」
「うるせぇ！！お前らなんかにあの恐怖がわかるかぁ！！」
「ねぇ、雛ちゃん、何してたの？」
「ねぇ様からは語彙力がないから最低でも３か国語は喋れるようにする、と言ってました」
そんなに怖いですかねぇ？
後に華太に聞くと
「あぁ、櫻子さんの教育はまったく容赦ありませんからね・・・・〔死ぬ気でやれば何でも出来る〕が定義ですし、周りはめっちゃ挑発、煽って来て邪魔してくるし」
虚無な眼差しで遠くを見つめる
「Aは元々覚えが良く、教えれば教えただけスポンジのように吸収していきましたし、この性格ですから」
『なるほど』
「お待たせしましたぁー、シーザーサラダとローストビーフと・・・・って、何です？」
お酒と作ったご馳走を運んできたAは何とも言えない表情をする兄達に首を傾げる
「雛、姉さん達は？」
「今度いらっしゃるそうですよ。とぅ様に連絡してそちらに出向くと仰ってました。ポテサラと唐揚げと薬研軟骨の七味焼きです」
「姉さん！！俺、この角煮が食いたいです！！」
「はいなぁ」
「味玉、半熟うまぁ」
「何この卵黄の醤油漬け・・・めっちゃご飯に合う！！」
「雛ちゃーん、俺白飯てんこ盛りおかわりー」
「はいなぁ」
楽しそうに料理を作っていくA
「嬉しそうだな、雛」
華太が声をかけると、にこーっと笑う
「だって、にぃ様達全然食べに来てくれなかったじゃないですかー、久しぶりに沢山作れて楽しいんだもの！」
そんな姿にそうか、と笑って頭を撫でる華太だった
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
