91)京極組と羅威刃�� ページ31
「けどやめた。今は“天羽組には”手を出さない」
「・・・・・・・・・・」
「なぁ、小峠A。お前羅威刃に入れよ、金はあるし、もっと大きな店に出来るぜ？」
「私はこの店が気に入ってるし、どこかの組織に入る気もない。お金も心配していないしね」
靡く欠片も見せないAに、クツクツと笑う城ヶ崎
「あぁ、だろうな。けどなぁ、俺は欲しいと思ったものは絶対に手に入れる主義なんだ・・・覚えておけ」
妖しい笑みを浮かべる城ヶ崎にAは変わらない笑顔を見せ、伝票を見せる
「勧誘ならお断りだから、お代払ってさっさと消えてくださいませ？」
「本当動じねぇなぁ」
財布から万札を取り出し、カウンターのテーブルに置いた
「釣りはいらねぇ、また来る」
「はい、またのご来店をお待ちしております」
2人を見送り、代金をレジにしまう
「・・・・・・天羽組“には”・・・・？」
感じた違和感に、心がざわつく
「(何・・・嫌な予感がする・・・)」
その数日後、その予感は的中する事になった
――――――――――――――――――――――
「もしもーし、トラくん？」
黒焉街に入り、幼馴染みに電話をする
〈おぅ、雛。来てくれたのか？〉
「うん、おにぎり作ってきたよ」
〈ごめんな、わざわざ。どうしてもお前の飯食いたくてさ・・・」
「私は別に構いませんよ」
変わらない幼馴染みの態度
久我は思わず笑う
〈今、取りに行くわ。どの辺？〉
「近くの公園に〈ドゴオオォォン！！！〉っ！？トラくん！！？」
スマホ越しと、実際の音が重なり、見れば、京極組の事務所がある方向から上がる煙
「トラくん？トラくん！？」
そして、すぐに爆発音と共に電話が切れた
脳裏に浮かぶ数日前
「っ・・・やられた・・・！！」
走り出すA
――――――――――――――――――――
「う、ぐぅ・・・っ、あに、き・・・！！」
事務所に突っ込んできたトラックが爆発
瀕死になりながらも戦う一条を見る久我
爆弾魔の津田を切り裂いた一条
首謀者である城ヶ崎を探せば、突き付けられる銃口
「！！」
「もう死んでくれよ、一条」
「っ一条の兄貴いぃぃ！！！」
その時、バサッ！！と音と共に影が覆う
『！？』
城ヶ崎が見上げれば、そこには天色の光が自分を映していた
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
