83)極道の兄と極道の幼馴染み ページ23
「ごめんな、雛。俺達暫く店に来れないと思う」
そう連絡を受けたその日
協力者から一本の連絡が来た
「早速、ですか・・・」
この空龍街で、揉め事の対応をしているのは主に兄である小峠 華太
最近天羽組と京極組の構成員による騒動が多発している
それに、京極組から誰かが出てくるのは必然的な事
「・・・・トラくん・・・・」
Aは結っていた髪を下ろした
―――――――――――――――――――――
騒ぎを起こす飯豊を回収する為に駆け付ければ、そこにいたのは、見覚えがある若い男
「・・・・・久我 虎徹・・・・」
「・・・・どーも、久し振りっすね、小峠パイセン」
互いに見知った相手
「あんたが雛の兄貴でも、手加減はなしっすよ」
「それはこっちの台詞だ」
互いにヒカリモノを抜く
―――――――――――――――――――――――
「久我の兄貴、どこにいるんでしょうね」
「まったく、突っ走りよって・・・」
兄貴分、舎弟を探す京極組の2人、野島と六車
組員を潰されたと連絡を受け、向かった久我を探しに来たのだった
すると、1人の女性が近付いてきた
ハニーブロンドの髪に、赤い眼鏡、白いニットのワンピースを着た夜の嬢の雰囲気だった
「ねぇ、あなた方オレンジ色の髪の子の組の人？」
「え？」
「オレンジ色、緑のシャツを着た奴か？」
「そう、その子。天羽組の人じゃないでしょ？見た事ないもの」
どうやら、天羽組のシマのホステスらしい
彼女は綺麗な指でさす
「向こうで天羽組の人と喧嘩してるの。店の迷惑だから、早く回収してくれる？」
「も、申し訳ございません！！すぐに！！」
「迷惑をかけてすまない、教えてくれてありがとう」
2人は頭を下げ、走り出す
女性は笑顔でヒラヒラ、と手を振って見送った
2人の姿が見えなくなって、女性は近くの路地に入って消えた
深手を負った華太と久我
六車と野島が駆けつけた事により、華太と飯豊が退き、この戦闘は終わった
病院に運ばれた2人
「お前も狙われる立場になったな、小峠」
「そうですね・・・すぐに前線に復帰します」
若頭にそう宣言する華太
「(事前に連絡したとしても、なぜあのタイミングで増援が・・・・？)」
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
