79)フリーターの幼馴染みと赤ん坊�� ページ19
「えぇ、ちょっと。ジローくんが「おぎゃあああぁぁ！！」あ」
〈は？赤ん坊の泣き声？〉
「雛ー！！めっちゃ泣いてるんだが！！？」
「ごめーん！今行くー！にぃ様！私、今日は忙しいから後でね！」
〈ま、待て！雛！紅林がなんで朝からそこに！？赤ん坊ってどういう事(ブチッ！)〉
「あ、切っちゃった・・・まぁいいや」
それよりミルクミルク、と紅林の元へ向かうAだった
――――――――――――――――――――――
【天羽組 事務所】
〈(ツー、ツー)〉
スマホを片手に固まる白いスーツの男、華太
それを静かに見つめる組員
「・・・・・赤ん坊・・・？・・・は・・・？・・・なんで、こんな朝から紅林が・・・？・・・は？」
「お、おーい？華太ー？」
大丈夫かー？と目の前で手を振る米倉
壊れかけの機械仕掛けの人形のようにギギギギッと米倉を見る華太
「すみません、兄貴。ちょっと午前抜けてもいいですか」
「お、おう、なんかよくわかんねぇけど、穏便にな？」
「はい、それでは」
歩いて出ていく華太
パタンッと扉を閉めた
「ん？華太、これから出掛けるのか？」
「野田の兄貴、おはようございます。はい、少し急用が出来まして」
きちんと兄貴分に礼をする華太
野田はひらひらっと手を振って、視線を外す
「あ、そうだ、おい華太、お前今日の・・・・」
振り返ると、そこにはすでに舎弟の姿はなかった
「なんじゃいあいつは・・・・」
野田は事務所に入る
「おい、華太の奴何処に行った？」
「おはようございます、野田の兄貴。なんかAに何かあったみたいですよ。赤ん坊がどうとか」
「赤ん坊だぁ？」
―――――――――――――――――――
朝食後、児童相談所に連絡を取り、Aと紅林は赤ん坊を連れてやってきた
「こんにちはー」
「あら、雛ちゃん、こんにちは」
「え？知り合い？」
「時々ご飯お届けしてるの。来てますか？」
「えぇ、部屋で待ってるわ」
相談室の一つに入れば、相談員と警官が一人いた
「こんにちは、お電話した小峠 Aです」
「紅林です」
「はい、どうぞ腰かけてください」
赤ん坊を相談員に渡し、事情を説明する
案の定、Aが言うように、紅林は人攫いを疑われていた
Aが間に入り、相談員と知り合いだった事もあり、何とか誤解は解けた
赤ん坊は無事、児童相談所が預かる事になった
「雛がいなかったら俺、まだ拘留されてた・・・」
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
