78)フリーターの幼馴染みと赤ん坊�� ページ18
「はい、ご飯だよー」
人肌に作ったミルクを紅林に渡す
「こ、こうか？」
「そうそう、上手上手」
慣れない手つきでミルクを飲ませる
「腹減ってたんだな、スゲー勢い」
「はい、終わったらこうして、げっぷさせてね」
背中をトントンとしていれば
「けぷっ」
「よし」
お腹がいっぱいになった赤ん坊は次第に眠りについた
「よし、この間にご飯食べよ、お手軽に親子丼作ったよ」
「おう、ありがとな」
赤ん坊を布団に寝かせ、近くにテーブルを出し、店の台所から二つのどんぶりを持ってくる
白いご飯の上に鶏肉と玉葱、しいたけを包んだ半熟の卵、上に彩りの三つ葉が乗っていた
「いただきます」
「はい、召し上がれ」
スプーンで掬えば、半熟の卵が揺れる
お出汁と、甘じょっぱい味が口に広がる
「うめぇ・・・やっぱり雛の飯が一番だな」
「ふふっ、それはよかった」
優しい笑みを浮かべ、Aも食べる
「確か、赤ん坊って数時間おきにミルクが必要なんだよな？」
「そうだねぇ、人にもよるけど・・・これぐらいの子なら大体3、4時間ぐらいかな」
その夜はAと紅林で交代で面倒を見た
最初は紅林一人で、と思ったが
「オムツは綺麗だし、ミルクもやったし、なのに何でこんなに泣くんだっ？」
泣き止まない赤ん坊に悪戦苦闘していた
想定していたらしいAは笑いながら赤ん坊を受け取り、ゆったりと揺らしてあやす
「お母さんがいなくて不安なんだよ、よしよし」
慣れた様子でそうしていれば、次第に落ち着く赤ん坊
「・・・・お前って赤ん坊見た事あったっけ？」
「昔、ねぇ様の所にいた頃にお世話した事あるよ」
子供の面倒を見る依頼のお手伝いでねー
そうして、二人はほとんど寝ずに赤ん坊の世話をした
翌日の朝
「え？一緒に来てくれるのか？」
「だって、前科持ちのジローくんだけだと誤解されそうだし。今日は店お休みにするから大丈夫だよ」
エプロンをつけるA
「今ミルクと朝ごはん作っちゃうから待っててね」
「あぁ」
一晩で慣れたらしい紅林は楽しそうにあやしていた
Aは台所でミルクを作り、哺乳瓶を振る
すると、スマホに電話が入る
「あら？にぃ様？」
ミルクを冷ましながら電話に出る
「もしもーし」
〈雛、朝早くに悪いな〉
「いえいえ、どうしました？」
〈今日は店は何時からだ？〉
「あー、今日はお休みにする予定です」
〈休み？珍しいな？何かをあったのか？〉
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
