74)天羽組と京極組と双子の姉達�� ページ14
「俺は仕事があるから会えないかもしれないが、宜しく言っておいてくれ」
「はい、わかりました。はい、今日は五目チャーハンです」
大きめの具材が入ったパラパラチャーハンだった
「それから、多分北岡と速水が夜に来ると思うから、何か食わせてやってくれ。代金は俺につけてくれ」
「ふふっ、弟想いなにぃ様ですね。わかりました」
「北岡がブラジルマフィアとの交渉に成功したらしくてな」
「！」
華太は目を見開いたAに気付かなかった
「・・・・・・・・・・・・・・・」
姉から貰った資料を改めて見返す
「・・・・・・・・・・・・・・・」
ガラッ
扉が開き、顔を上げる
「いらっしゃい、って、櫻子ねぇ様！」
そこにいたのは、ハニーブロンドの女性
その後ろからひょこっと顔を出すプラチナブロンドの女性
「うちもおるよ」
「雪子ねぇ様まで・・・」
二人は店に入る
「何悩んでるの」
「ぁ・・・・」
櫻子に問われ、俯くA
「貴女はどうしたいの」
「私・・・・誰も、死んでほしくない・・・・私が組織の問題に手を出しちゃいけないのは、わかってる・・・でも、にぃ様達にも、トラくん達にも、後悔してほしくない」
「なら貴女がするべき事は決まってるじゃない」
くすり、と笑う櫻子
よしよし、とAの頭を撫でる雪子
「雛ちゃん、櫻ちゃんはな？妹ちゃんのお願いに弱いんやで？」
「！！」
ハッと櫻子を見れば、仕方なさそうに、でも優しく微笑む
「、櫻子ねぇ様！お願い！北岡さんを助けて！」
――――――――――――――――――――――
「逃げろ速水ぃ！！」
「っうわあぁぁぁっ！！！」
京極組の一条に致命傷を追わされた北岡は決死の覚悟で速水を逃がした
「後輩守って格好いいねぇ、どうせ死ぬなら天国行きたいってか？」
「はっ！極道やってて天国なんか行けるか」
振り上げられるロングナイフに不敵に笑う北岡
「天羽組の兄貴たちはすげぇんだ！てめぇもすぐにこっちに来る！！地獄で待ってるぜええぇ！！」
(あぁ、どうせなら、最後に雛姉さんの飯食いたかったなぁ)
思い浮かぶのは、暖かな優しい笑みを浮かべる、尊敬する兄貴の妹の姿
振り下ろされるロングナイフ
だけど、それが何かを斬る事はなかった
「！？」
(いない！？どこにっ！？)
すると、視界にキラキラ光る何かが見えた
―――――――――――――――――――――――
私は北岡くんに生きてほしいので助けちゃいます
(*￣∇￣)
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
