73)天羽組と京極組と双子の姉達 ページ13
その日、Aのスマホに一本の電話が掛かってきた
「はい、小峠 Aです・・・・あら、ねぇ様！」
姉と慕う人からの電話だった
「はい！元気にやってますよ！にぃ様も！」
嬉しそうに話をするA
「はい、はい、ねぇ様達がいらっしゃるんですか？わぁ、ご馳走作りますね！・・・・え？京極組？」
ピタッと止まる
「・・・・・・・・はい・・・・私は知ってます・・・・でも、トラくんたちは知らないです・・・はい、わかりました・・・お待ちしております・・・・」
持ち歩き用の小型PCを開けば、すぐに受信の知らせが鳴る
「・・・・・・・・・・・・・・」
数分後にメールとファイルが届く
それを開けば、とある組織の情報だった
「・・・・・にぃ様・・・・北岡さん・・・」
送り主である姉に、受け取った、とメールを送り、椅子に座り込む
「・・・・私・・・・どうしよう・・・・」
――――――――――――――――――――――
「・・・・・・・・・・・・・・」
PCをシャットダウンし、椅子に足を組んで、背もたれに寄りかかって座る女性
ハニーブロンドの長い髪を指で巻き付けて遊び、赤い宝石色の瞳に、机に飾られた写真を映す
そこには数年前、双子の姉と共に預かり、面倒を見た兄妹の姿
「雛ちゃんとは連絡取れたん？」
独特な口調の女性が扉から顔を出す
プラチナブロンドの長い髪を揺らし、目を閉じたまま笑う
「えぇ、ついでに無駄に大きくなり始めている【マッド・カルテル】の事も報告したわ」
「雛ちゃん、なんて？」
「当然、あの子は知っていたわ。でも肝心の彼らは知らないみたいね」
「あなや、どないするん？」
「さぁ？どうするつもりなのかしらね」
妹と呼べる少女を思い浮かべる
「・・・・・まったく、いくつになっても仕方のない子・・・・」
立ち上がる女性は黒い帽子とコートを纏う
「行くん？」
「えぇ、先に行くわ」
パタンッと扉がしまり、残された白い女性は微笑む
「櫻ちゃんは優しいなぁ・・・・ほな、うちも行こうかな、雛ちゃんのお料理久しぶりに食べれるなぁ」
楽しみ楽しみ♪とご機嫌に追いかける
――――――――――――――――――――
昼時の【月菊】
「あら、にぃ様、お一人ですか？」
珍しい、と呟きながらおしぼりとお冷やを出す
「ちょっと抜け出してきたんだ。姉さん達から連絡が来てたから」
「ねぇ様方なら今日の夕方ぐらいにいらっしゃるそうですよ」
「そうなのか」
74)天羽組と京極組と双子の姉達�□�←72)とある兄貴と妹の秘密��
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夢女子うさこ - ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ尊い！！！！！ (2022年10月17日 21時) (
レス) @page30 id: 2580a6b5e0 (このIDを非表示/違反報告)
himari20051117(プロフ) - いつもありがとうございます！またの機会でいいので、守若の兄貴との絡みを見たいです！ (2022年9月21日 12時) (レス) @page22 id: b1a731d4f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年9月12日 12時
