38）大切な店のお客様�� ページ8
※ちょっとグ ロいので注意
「う」
目を覚ました茨木
目の前に広がるのは薄暗い空間
「ここは、どこだ」
「あ、目が覚めましたか？」
「！！？」
楽しそうな声に見れば、そこには白い髪の少女、Aが笑っていた
薄暗い中、何故かその青い瞳だけは光って見えた
「てめぇは天羽組か！？ここは何処だ！！」
「貴方に聞きたい事があるの」
「俺の質問に答えろ！！っ？」
ベチャッと足元で何か濡れたものを踏み、目を凝らす
「萌音様のお腹を刺 したのは、貴方？」
「萌音？あぁ、あの馬鹿な女か。奴は俺に逆らった、だから暴 力で黙らせたんだよ！！馬鹿な女は暴 力が一番効くからなぁ！」
「そう・・・それじゃあ、お馬鹿な貴方にも暴 力は効くのかな」
「何を言ってやがる！！てめぇみてぇな女に俺が」
グチャッ
Aに近付こうとした時、足元で何かが潰れた
「っさっきから何なんだよ」
触れば、生ぬるい何かを掴む
「・・・・・は？」
「私の店はね、武器を抜いたら吊し上げられちゃうの」
Aは、ピンッと指で弦を引っ張る
「この弦はね、とても細くて、丈夫なの・・・そして、人の体はね・・・どんなに鍛えても、一本の弦で絞めちゃうとあっと言う間に切れちゃうの」
視界が慣れれば、見えた“赤いもの”
転がるのは、仲間だった“肉 片”
「う、わあああぁぁぁっっ！！！？」
茨木は掴んだものを投げ捨て、見えた通路へ走っていった
そして、すぐに聞こえてくる断末魔
「色々仕掛けがあるから、無闇に行かない方が良いのに・・・・フフッ」
楽しそうな声
【月菊】
店内には華太と小林と和中、舎弟の北岡と速水がいた
「地下迷宮？」
「この店は元々俺とAを引き取ってくれた人の隠れ家の一つでした。追っ手から逃れる為にこの地下に広大な空間を作り、迷路を作ったんです」
そこは今Aと、空龍ジェッターズの茨木がいる場所
「兄貴、雛の姉さん一人で大丈夫なんですか？やっぱり俺達も」
「この迷路はかなり複雑だし、仕掛けられた罠がどれも命を奪うものだ、下手に足を踏み入れれば死 んでも出れない。完全に把握しているAが居なければな」
飛んでくる無数のナイフ
落ちてくる無数の針がついた重り
グツグツ音をたてる謎の液体が溜まった落とし穴
振り掛かってくる鉄の塊
「かーごめかごめ」
聞こえてくる唄が恐怖を駆り立てる
「かーごのなーかのとーりーはー」
どんなに逃げても
「いーついーつでーやーるー」
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黄昏 - 妹ちゃん、格好いい!!GetBackers -奪還屋-に出てくる風鳥院花月みたいです。 (2022年7月12日 2時) (
レス) @page9 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
朔間 四季(プロフ) - 最高です！！最後の姉さんとおやっさんの部分は面白くて吹き出してしまいました！！ (2022年7月10日 20時) (レス) @page6 id: 3b4222ad58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年7月9日 1時
