37）大切な店のお客様 ページ7
天羽組のシマである空龍街
とある日の事
いつものように守代を払っている店の見回りをしていた華太に、ホステスの引き抜きがあったと相談を受けた
天羽組で調査を進めている中、華太の妹、Aはいつものように店の準備をしていた
冷蔵庫に入れておいたボトルの中身を小皿に少し取り、味見する
「うん、良いお出汁が取れた」
冷蔵庫の中を見て
「玉子が沢山あるから、鶏肉で親子丼にしようかな・・・あ、豚肉もあるんだ、んー」
どうしようかなぁ、と考えながら野菜を切っていく
「！」
耳に何かが届き、ピクンッと反応する
その時、店の戸を誰かが叩く
「雛ちゃん！！お願いっ、助けて！！」
ガラッ！と戸を開け、迷いなくその腕を掴み、店の中に引き込んだ
少しして、店の戸が開かれる
入ってきたのはガラの悪い男二人、何かを探すように店内を見渡す
「まだ開店前なのですが」
「ここに女が逃げてきただろう」
凄んでくるが、Aは笑顔を崩さない
「女、とは？」
「匿っても良い事はねぇぞゴラ！」
「匿うなんて、誰の事を言っているのか分かりませんもの」
その時、一人の男がポケットからナイフを抜き、Aに突きつけた
「その綺麗な顔に傷付けたいか？」
「・・・・武器を、抜きましたね」
「ぁあ！？」
スッと動かした腕
その指には、絡み付く弦・・・・
「ここでは喧嘩は厳禁、武器を抜けば」
シュル、と男に何かが巻き付く
それに気付いた時には、既に遅く
「吊し上げられても文句は聞きません」
――――――――――――――――――――――――――
情報を得た華太のもとに電話が来る
「A？どうしたんだ？」
告げられた内容に目を見開いた
「なんだと！？」
華太はすぐに事務所に戻り、事の次第を報告した
「何それ？随分と舐めてるねえぇ？？」
「それから、スカウトされたキャストの一人、萌音ですが、自力で抜け出して、月菊に逃げ込んだそうです。Aから連絡が来ました」
「Aの所に？知り合いだったのか？」
「Aの副業の依頼をしていた客だったらしく・・・それで、一つ相談があるのですが」
―――――――――――――――――――――――
空龍ジェッターズのスカウトマンを一掃し、華太と須永がアジトをカチコミ
大津を須永が殺し、茨木は
「お前にどうしても会いたいって言う子がいてな。付いてきてもらうぞ」
催涙スプレーで目を潰し、意識を奪った
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黄昏 - 妹ちゃん、格好いい!!GetBackers -奪還屋-に出てくる風鳥院花月みたいです。 (2022年7月12日 2時) (
レス) @page9 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
朔間 四季(プロフ) - 最高です！！最後の姉さんとおやっさんの部分は面白くて吹き出してしまいました！！ (2022年7月10日 20時) (レス) @page6 id: 3b4222ad58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年7月9日 1時
