52)極道の兄とガスバーナーの兄貴と組長夫婦�� ページ22
「まぁ！」
「ほぉ・・・」
用意されていた部屋は大きな窓の個室だった
「空龍街が一望出来るとは・・・！」
「こちらはマジックミラーの原理を利用した窓になってます。中からは見えますが、外からはただの曇ガラスなのでご安心を」
2人におしぼりとお冷やを出すA
「気を使ってくれてありがとう」
「いえいえ、じゃあ、お料理用意しますね、少しお待ちください」
「すまんが、下の2人にも何か頼めるか？」
「はい！勿論です！」
一礼し、部屋を出る
台所に戻ったAは冷蔵庫で冷やしていたものを盛り付ける
「にぃ様達も食べる？中華クラゲサラダ」
はい、と大きめのお皿に盛り付けて渡す
「テキトーに摘まんでるから大丈夫だ」
「お好きにどうぞー」
Aは前菜を持って2階に行く
それを見送った2人はサラダを食べる
「ちょっとピリ辛だな、こりこりして美味い」
「これは食欲が掻き立てられますね」
すぐに降りてきた
「次は何を作るんだ？」
材料を取り出したAは
「主菜です！」
大きな中華鍋を取り出し、中華料理屋の如く強火力で作り始める
華奢な腕で中華鍋を振る姿を見た兄たちは
「・・・・なぁ、小峠、お前の妹」
「もう何も言わんで下さい・・・・」
「なんですか？にぃ様、永瀬の兄様」
「「何でもない」」
？を浮かべながら2人の前に料理を出していく
「麻婆豆腐」
「海老チリ」
「青椒肉絲」
「かに玉」
「蓮根とパプリカの黒酢豚」
「よくそんなにいっぺんに作れるなぁ」
配膳と同時進行で進めるA
「見てて楽しいな」
料理は美味いし
永瀬はかに玉を食べる
「めっちゃふわふわな卵・・・」
「海老がでかくてプリプリでうめぇ・・・」
「はい、湯(タン)の卵のコーンスープ」
黄色いとろみのあるスープに、ふわふわな溶き卵が入ったもの
「手間が掛かってるなぁ」
「ん？中華のフルコースは主菜の前に湯じゃないのか？」
「卵とかのスープは軽食になるので主食の前になるんですよ、はい、五目チャーハンと担々麺」
「さて、これで最後」
「うぉ、これは・・・・」
「すげぇ・・・なんだ？これ」
「これはですね」
「タンユェン？」
組長夫婦の前に出されたデザート
透明な生地に包まれた紫の餡
少しとろみのついたシロップに浮いた水晶のようなものだった
「中国の南部の方で旧正月等のお祝い事の時に食べられるものです」
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黄昏 - 妹ちゃん、格好いい!!GetBackers -奪還屋-に出てくる風鳥院花月みたいです。 (2022年7月12日 2時) (
レス) @page9 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
朔間 四季(プロフ) - 最高です！！最後の姉さんとおやっさんの部分は面白くて吹き出してしまいました！！ (2022年7月10日 20時) (レス) @page6 id: 3b4222ad58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年7月9日 1時
