33）極道の兄と癒しのご飯�� ページ3
「まず野菜を洗って切りまーす」
テキパキとやっていくA
「(俺だったら野菜を切るだけで時間かかりそうだな・・・)」
「北岡さん、ご飯沢山炊いておいて」
「了解です」
流石食事処を一人で切り盛りしているだけあって、あっという間に大量の野菜を切っていく
「結構大きく切るんですね」
「大きい方が食べ応えがあるでしょう？まず玉ねぎを炒めまーす」
大きめのフライパンで炒める
それからニンジン、ジャガイモも入れていく
「そしてメインの塊肉！奮発して牛肉買っちゃいましたー」
「おー！姉さん太っ腹！でも大丈夫っすか？金欠になりません？」
「ん？昨日株で稼いだよ」
と指を三本たてる
「えっと・・・三万？」
「ううん、三千万」
「さんぜっ！！！？？」
ツラッと告げられた金額は絶対に自分では稼げないもの
「丁度目につけていたのが上手くいったんだよねー」
ふんふーん♪と楽しそうに鍋に入れて、煮込んでいく
「ジャガイモとニンジンが柔らかくなったら特製カレールウを入れまーす」
「もしや、ルウは手作りですか？」
「本当はスパイスから作りたいとこだけど、店じゃないからまたの機会にねー」
「作る日は教えてください！死ぬ気で食べに行きますから！あ、換気扇回しますか？」
「回さなくて良いよ、香りで誘うから」
「誘う？」
―――――――――――――――――――
「あれ？北岡の兄貴まだ戻ってきてないんですか？」
「北岡は頭の指示で別の仕事をしている」
パソコンに向かいながら告げる華太を見る速水は顔がひきつる
目の下に出来た隈は更に深くなり、顔色も更に悪くなっている
周りには空になったエナジードリンクが数本
「(これ、姉さんに見られたら怒られるんじゃ・・・)」
すると、何処からか漂う香り
「あれ？何か、凄く良い匂いが・・・」
「なんだ？誰か飯でも作ってんのか？」
最初は気にしてなかったが、時間と共に香りは濃くなり
ぐううぅぅ〜
「なんか・・・腹減ってきた・・・」
「ん・・・？この香りは・・・・いや、まさかな・・・・いや、だが・・・・」
「小峠の兄貴？」
「・・・・・・・・・・・・・・まさかっ！！？」
華太は椅子を蹴り飛ばす勢いで立ち上がり、部屋を飛び出す
「兄貴！！？」
「なにやっとんのじゃ、あいつは」
「なんか面白そ！」
「・・・・まさか」
やれやれと立ち上がる野田、楽しそうについていく小林、華太の様子にある事を思い付く米倉の三人も追いかける
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黄昏 - 妹ちゃん、格好いい!!GetBackers -奪還屋-に出てくる風鳥院花月みたいです。 (2022年7月12日 2時) (
レス) @page9 id: 7ec4680236 (このIDを非表示/違反報告)
朔間 四季(プロフ) - 最高です！！最後の姉さんとおやっさんの部分は面白くて吹き出してしまいました！！ (2022年7月10日 20時) (レス) @page6 id: 3b4222ad58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水琴 | 作成日時：2022年7月9日 1時
