私達。結婚しました

幸せならそれでいい。 ページ39

玲於side



「もしもし、俺。
今日メシ要らないわ

うん。

そうゆうことだから
じゃあ。」




奥さんに行き先も言わないでこんな事言うのは
俺だけかもしれない



亜嵐「奥さん心配するんじゃないの？」



「...まぁ、だいじょぶっしょ。」



亜嵐「お前はいつまで経っても罪深いよ」





罪深い。


そう言われて思わず酒を煽った



...罪悪感はあるんだ。

俺だってAの事で喜怒哀楽してる１人の人間だから。




亜嵐「最近だいぶ調子いいみたいだね。玲於」


「なんの。」


亜嵐「気持ち、動いてきたんだろ？Aちゃんへの」


「動いてねえよ、あの時のまま。」


亜嵐「あの時ねぇ。。」



今、後悔した。

あの時あんな事言わなきゃよかったって


『そもそもAの事なんて好きになるつもり無いし

俺は心の中に夏菜を残し続ける。』


こう言ったこと。





亜嵐「好きな気持ち無いのに兄に連れ去られた奥さんに甘えるってあるんだ？」


「なんで、それ知ってんだよ!!」


亜嵐「ごめん、俺の嫁スピーカーだからさw」


「最低かよ。」



亜嵐「アハハハ


まぁさ、今日久々に話したかったのは

お前が幸せなら何でも良いわってこと笑」



「なんだそれww」


亜嵐「嫁達はAちゃんの味方だけど俺は一生お前の味方だぞ！

飲め飲め！今日は俺が奢ってやるよ!!」


「太っ腹亜嵐とか久しぶりだわ。笑」



亜嵐「帰れなくなるまで飲んで12時に奥さんに迎えに来てもらいなw」



「...亜嵐くんどこまで知ってんの、
なんか恐ろしいんだけど。」


亜嵐「この白濱の亜嵐様に恐ろしいなんて言うなんてお主なかなかやりよるな!!

口からみかん飛ばしてやる!」



「ちょ、ちょっと亜嵐くんマジでやる？！
きったな!!」




子供の頃から僕等はこうやってふざけ合いながら生きてきた。


昔から変わらない事は

子供みたいにはしゃいで

くだらない事で笑い合って

互いの味方である事



全て昔と変わってないから今の自分があるんだ。



亜嵐「ねぇ！玲於の襟んとこみかんついてる!!!

アハハハハハッ

めっちゃウケるんだけど！」




亜嵐くん


俺も、亜嵐くんの幸せ願ってるよ。


俺と同じ痛みを抱えて走ってる亜嵐くんは


俺の心友という名の友だ。

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