2 ページ9
「あ、あの…手…。」
私は繋がれた手を見て彼の方を見るとニコニコしていた。
「ダメ？」
私は彼のダメ？って言葉には弱いらしい…。
「別に…いいですよ…」
何故か彼と繋いでる手に意識が集中する。おかしいな、私。
再び歩き出した。
でもチャニョルくんの歩幅は……
大きい…。
引っ張られてるから小走りになる私。正直、体力が…。
「あの…」
「ん？なに？あ、…もしかして俺歩くの速い？」
あれは歩きの速さなのか…。もはや私には走りに見えるけど…。
「じゃあ、これならどう？」
私の隣に沿って歩くチャニョルくん。さっきより歩くのが楽になった。
「ありがとうございます。」
「そろそろ、敬語やめない？」
歩き出したチャニョルくんが私の顔を見て言った。
やめるもなにも…
「まだ知り合ってばかりですよ？会うのも二回目ですよ。」
それで敬語をやめようなんて少しおかしい。
「俺は結構前からAのこと知ってたけどね？」
「え？」
「ん、なんでもない。」
チャニョルくんが何かを言ったけど、他の事に気を取られててハッキリ聞こえなかった。
ま、いいか。
「徐々にでいいから、敬語なくしてってね。」
「努力します。」
「じゃあ、行こっか。」
ゆっくり二人で歩きながら目的地に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 424人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆな - うわ〜い 待ってました。ファンミで益々ヨリペンになりました。更新ファイティンです(o^^o) (2016年5月8日 8時) (
レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
ポンズ(プロフ) - ゆなさん» うわ！嬉しすぎます！これからもがんばります！ (2016年4月15日 21時) (レス) id: 464b399567 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - 更新嬉しいです(o^^o) ポンズさんの作品 大好きです。 (2016年4月15日 11時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - こんにちは〜 続きが読みたいです(o^^o) 更新待ってます (2016年3月29日 18時) (レス) id: 1651fff81d (このIDを非表示/違反報告)
ポンズ(プロフ) - あーるぐれい。さん» ありがとうごさいます！！気付いてなかったです！すみません！！ (2015年12月13日 14時) (レス) id: fc51e5cc95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポンズ
| 作成日時：2015年12月5日 13時
