反撃12 ページ14
貴方side
『…』
降「…」
車の中で、私たちはずっと無言だった。
でも、無言でも、零は私の手から自分の手をどけようとはしない。
むしろ力ずよく握っている。
『……』
私は赤井さんの家に行く時に零に酷いことを言ったと思う。
《しばらく、話したくない》
それは零にとって、どんな風に受け取られたのかは分からないが、赤井さんのお家について、お風呂を借りたあと、赤井さんに言われた
赤「君は、君が思っている以上に、彼に愛されているようだ」
携帯を見れば、不在着信25件、メッセージ52件
《零くん: 今どこにいる》
《零くん: ちゃんと話がしたい。返信をくれないか》
《零くん: A、心配だから、返信をくれ》
そんなメッセージさえも、実は凄く嬉しい。
あんなことを言ったけど、零にただ、少しでも私を見て欲しかっただけだった。
帰ってきた時に香る他の女の人の匂いも、忙しくて私と会話してくれないのも正直、私は寂しい。
降谷「悪かった」
『えっ…あ……ぃゃ…』
零がこんなにすぐ謝ってくるなんて思っていなかった。
私は自分の言った話したくないの言葉に縛られ、なかなか話せないでいた。
それを分かってか、零は繋いでいた手に力を込めて、
降「そんなに、俺と話をしたくないか?」
そんなわけない。
降「俺は、もうお前のそばにいてはだめか?」
『そんなわけないっ…』
そう言うと、思いっきり引っ張られて気づけば零の腕の中にいた。
車はいつの間にか止まっていた。
降「おれは、お前がおはようも、行ってらっしゃいも、名前を読んでくれなくなって、すごく不安だった」
降「Aが、出ていった時、すごく後悔したんだ。お昼もお弁当じゃなくて、まともに仕事もできなかった」
零が正直に言ってくれたことに、私は、
『私、私は…ただ、零が忙しいの分かってたけど、ほかの人の匂いとか……わたしに、か、構ってくれないから…不安になって赤井さんにたのんで、嫉妬してもらおうとしたの』
私も、正直に話した
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ふわる(プロフ) - 面白かったです!とても満足感を得られました! (2022年4月17日 10時) (レス) @page7 id: ad8fde57f0 (このIDを非表示/違反報告)
Ruka(プロフ) - 終わっちゃいました、、、 (2018年9月29日 16時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - 続きを楽しみにしています!ぜひぜひ更新をお願いしたいです…!! (2018年9月28日 0時) (レス) id: c9e037f993 (このIDを非表示/違反報告)
田中。(プロフ) - あか、、あかいさんんんっとっても面白かったです (2018年8月17日 3時) (レス) id: 5058f9d3eb (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - わっふーい (2018年8月10日 12時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神子柴 | 作成日時:2018年5月14日 21時