【名探偵コナン】公安の嫉妬【降谷零】 (ページ13)

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反撃11 ページ13

降谷side

仕事が終わったおれはすぐに車に乗って赤井の家へ向かった。

今日は本当に散々だった。

風見から受け取ったコーヒーを重要書類の上に撒き散らし、Aの作ってくれた弁当じゃなくなっていることに周りの部下がザワザワしだした。

部下「ふ、降谷さん、あの…お、お弁当、どしたんすか」

うるせぇと言いたかった。お前に何がわかる。

俺のダメージは3万だ。

残りHPは3だぞ。くそ。

工藤邸

そう書かれた大きな家の前に自分の愛車を止めて、インターホンを鳴らした。

玄関が空いたかと思うと、沖矢昴、いや、赤井秀一が顔を出していた。

赤「降谷くんか…」

降「ここに家出娘が来てると思うんですが」

赤「…その家出娘は、君のせいで泣きながら俺の家に来たが？」

こいつ…そんなの分かってる。

早くAの顔が見たいんだ。俺は。

そうこうしていると、家のなかから赤井さーんと言いながらAが顔を出した。

俺を見ると、Aははっとして、赤井秀一を引っ張って中に入れようとした。

それを見ていておれはますます腹がった。

『赤井さん、入りましょう』

降「A、帰るぞ」

Aは俺の話を聞いていないかのように、赤井さん赤井さんと言っている。

赤井は困りながらも、まんざらではなさそうだった。

ふざけるなよ。

ガシッとAの腕を掴んで、家の中に入り、携帯と財布を持って、外に出た。

降「お前には感謝したくないけど、悪かったな邪魔して。こいつは連れて帰る。」

『えっ…ちょっ…』

赤「嫌がっているようだが」

降「うるさい！…いや、何でもない。帰るぞ」

俺が怒鳴ったのに2人は驚いていた。

でもそんなのに構っていられないほど、

おれは余裕がなかった

一日ぶりのお前の手に俺はこれでもかというほど、力を込めた。

ｰｰｰｰｰｰｰ絶対に渡さない