君を追いかけて (ページ7)

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やはりあまり信じがたいが習った授業を２度受けているから２週間前に戻っている。変な感じだ。
今日の学校での皆の様子をみる限り２週間前の記憶があるのは私だけらしい。
誰も既視感を覚えていないのだ。
つまり夏海を止めるのは私だけなのかもしれない。
よくある話なら夏海を止められなかったとしても2度、３度と幾度となくチャンスはある。
しかしこれはアニメでもドラマでも映画でもない。
2度３度のチャンスがあるという保証なんて無い。あったとしてもそう何度も私が夏海の死を何度も耐えきれるとは思えない。
何か変えなければいけないとわかってはいるものの、何をするべきなのか全く検討もつかない。
一緒にいる時間を増やすなんて簡単なことでは何も変わらないと思う。
この２週間、どう過ごさなければならないのか、早く答えを出さなければならない。
のんびり悠長に構えている余裕は微塵も無いのだ。
彼女を止めるために...

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