【同性が】はじめての気持ち【好き】 (ページ6)

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今日は台風接近で学校が休校になった

今までならすごく嬉しいけど

林ちゃんや友達に会えないのはちょっと寂しいと思った

ごろごろしながらラインを返すけど

ラインするくらいなら声を聞きたいし

通話するくらいなら会いたい

寂しいな、会いたいな、って思ったのはこれが初めてだ

だから今日はぼちぼちラインを返しながら林ちゃんと今までしてきた会話を振り替えってみようと思う

台風、半分嬉しくて半分寂しいな

ふと、なんとなく同性愛を描いた漫画の話で盛り上がった時のことを思い出した

GLやBLのこのカップリングがいいだとかこの漫画が面白かっただとか、そんな話だ

そのとき林ちゃんは言った
『でもさ、女の子に告白されたら丁寧に断るよね、同性だし...』

もちろん好きになる前だからちょっともやっとする位で「あーそうかもねー」
なんて言ってその話はそこで終わった

つまり林ちゃんはどれだけ私が好きになっても
どれだけ私が可愛いと思ってほしくて努力したとしても

決して恋愛対象としては見てもらえないのだ

少しだけ悲しかった
でもまぁこんなものだろうと納得している自分も居た

どれだけすきでも仲のいい友達以上には見てもらえない

わかっては居たけど、やはり来るものがある

でもすっぱり諦められるか、と言われれば決してそんなことはない

どうなるかなんてわからないけど、うやむやでも今はいいと思った