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#78 ページ28

さとみside



俺が酔ったのに気付いてくれたAだが、


今、少し変な気がする。



『…っ…』


さ「A?大丈夫か?」


『大丈夫ですよ?』


さ「そっか。良かった。」



こんな考えが甘かったんだ。


ちょうど、赤い車が、横を通った時だった。



『っ!!…はぁ…はぁ…』


さ「A?」


『ヒュッ…ハッ、ハッヒュ』


なジさ「A/Aちゃん!?」


ジ「なーくん、車停めて!」


さ「A、ゆっくり息吐いて…」



お手本になるように、一緒に呼吸をした。


車がとまるなり、Aは外に出た。



『…』ゴンッ



Aは、近くにあった壁を殴った。



『いい加減、慣れろよ私…』


ジなさ「…っ」



その言葉が心に刺さる。



『心配かけてごめんなさい。』


な「…大丈夫…?」


『はい。私が弱いだけなんで。』



俺は、あの夢を思い出した。


多分、なーくんもジェルも。


"『私そんなに弱くないんで』"


本当は、すぐにでも誰かに助けて欲しかったのかな。



『さ、行きましょうか。』


ジなさ「うん…」


『どうしました?』ニコッ



…その笑顔がかなり痛い。


俺らは、恐る恐る車に乗った。


現地に着くまでとりあえず問題は起きなかった。

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ランデブー - いい話〜!応援してます!更新頑張ってください! (2021年1月24日 15時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ。 - き、消える…?( ' ' ) (2021年1月22日 16時) (レス) id: 373ad583e3 (このIDを非表示/違反報告)
タミ(プロフ) - ゆぃさん» ありがとうございます!! (2021年1月20日 16時) (レス) id: 9f6364b23f (このIDを非表示/違反報告)
タミ(プロフ) - アヤミ。さん» 授業中に寝ちゃダメですよ〜!!←寝てる人 (2021年1月19日 18時) (レス) id: 9f6364b23f (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ。 - や、やばい…次回が楽しみすぎて授業中しか寝れない!! (2021年1月19日 17時) (レス) id: 373ad583e3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タミ | 作成日時:2020年12月13日 23時

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