#65 ページ15
さとみside
るこ莉遠ゆ「バイバイ!」
『またね〜!!』
パタン
『…お風呂入れてきます!』
タッ
さ「…時計…果たして生徒から貰うものなのか…」
な「いや例外でしょ。」
ジ「うん。例外やろ…」
さ「まあ、そんな事はどうでもいいとして、マジで親帰ってこねーんだな。」
な「確かにもう9時だし…」
ジ「でも高1やからなぁ…」
なにが普通で何が普通じゃないのが分からね〜…
結局その日、Aの親が帰ってくる事はなかった。
『…お風呂上がりました〜』
寝間着のA。
めちゃくちゃ可愛い。
『まーた、私の両親の話ですか?』
ジなさ「…」
『いつか絶対話すんでそれまで待っててください。』
さ「絶対だぞ?」
ギュッ
俺らは後ろから、ハグをした。
そして気づいたんだ。
下を向いているAが、少し震えていたことに。
な「Aちゃん…?」
グイッ
ジ「泣いてる…?どうしたん!?」
気になってこっちを向かせたら、Aは、泣いていた。
『あれ…?どうしたんでしょうか…?』
さ「なんかあった?」
『いえ!特にないですよ!』ニコッ
泣きながらいつもみたく笑うのを見て俺は気付いた。
あの、いつも見せてくれる笑顔は、偽物だということに…
さ「…俺、一つ謝らなきゃなんねーわ。」
「「『え?』」」
さ「辛いとか悲しいとかそういう時に限って、そうやって笑ってるんだろ…?」
『!!』
さ「よく考えてみれば、初期の頃の方がその顔、よくしてたよな。」
ジな「確かに…」
さ「ごめんな。嫌な思いさせて。本当に…」
俺がそう言うと、Aは、ちょっと困った顔をしてから笑った。
『…ありがとうございます。』ニコッ
62人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ランデブー - いい話〜!応援してます!更新頑張ってください! (2021年1月24日 15時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ。 - き、消える…?( ' ' ) (2021年1月22日 16時) (レス) id: 373ad583e3 (このIDを非表示/違反報告)
タミ(プロフ) - ゆぃさん» ありがとうございます!! (2021年1月20日 16時) (レス) id: 9f6364b23f (このIDを非表示/違反報告)
タミ(プロフ) - アヤミ。さん» 授業中に寝ちゃダメですよ〜!!←寝てる人 (2021年1月19日 18時) (レス) id: 9f6364b23f (このIDを非表示/違反報告)
アヤミ。 - や、やばい…次回が楽しみすぎて授業中しか寝れない!! (2021年1月19日 17時) (レス) id: 373ad583e3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タミ | 作成日時:2020年12月13日 23時