興味 青ver ページ9
『兄者さん、この書類お願いします』
｢そこ、置いておいて｣
事務の仕事を手伝ってくれている、A
仕事は、早いがいつも素っ気ない。
弟者やおっつんとは、笑顔で話しているのを
見かけていた。俺は、まだ１度もその笑顔を
向けられたことがない。
まぁ、だからと言ってなんとも思わないし
興味も無い、自分に好意が無いやつにわざわざ
話しかける必要も無いし仕事だけの関係だから
俺は、仕事以外では話した事も話しかけた事も無い
『珈琲でもお持ちしますか?』
この前、美味しい珈琲を買ったので。と言うから
お願いした。Aの作る珈琲は、美味い
俺は、Aの珈琲を結構楽しみにしていた。
『はい、どうぞ。ブラックでも飲みやすいので』
コトンと、俺のデスクに置いた。
1口飲むと、今まで飲んできた物より美味かった。
｢これ、美味いな。｣
『...よかった。手に入れるの苦労したんですよ』
｢え?｣
『兄者さんの、口に合うと思って...』
｢は?｣
わざわざ?俺の為に?お前俺に興味無いんじゃねーの?
と言いそうにもなったが、ぐっと堪えた。
『どうかしました?』
｢いや、どうかしましたって...は?なんで俺の為に?｣
『なんで...と言われましても。
兄者さんの喜ぶ顔が見たいから...ですかね?』
｢はぁ!?お前俺に興味無いんじゃねーの!?｣
突っ込んでしまった。
『いや、その逆ですよ?興味あるからわざわざ
探して回ったんですよ?いつも兄者さん
私にだけ冷たいし...どうしたら興味でるかなー
って色々考えてたんですよ、私』
と困った顔で笑った。
｢わからねーよ、それ!!!!!!
お前いつも能面みたいな顔で俺の所来るじゃん｣
『緊張しすぎて、真顔キープするの大変なんですよ?
あーー今日の横顔も素敵っ!とか思ってますもん』
なんだよ、それ。知らねーし、わからねーよ。
お互いがお互いを興味無いと思ってたのかよ。と
馬鹿らしくなった。
｢これからは、感情くらい出せよ。迷惑じゃねーし｣
『本当ですか?それじゃあ...お言葉に甘えて。』
ふふふ、と初めて俺に向けられた笑顔が嬉しかった
｢あぁー...なんだ...その...。
飯でも行くか?今日...。悪かったな冷たくして｣
『え?いいんですか!?...嬉しいです』
今度は、照れて笑うAを見て、また嬉しくなった
興味無い。なんて思わせないようにこれからは
いっぱい話しかけていこうと思った。
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みぃな(プロフ) - ふゆきさん» ありがとうございます(ﾉω`)励みになります♪ (2020年9月18日 13時) (
レス) id: eed7785884 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆき - おついちさんのお話がいっぱいで嬉しかったです！これからも更新頑張ってください！！ (2020年9月18日 12時) (レス) id: 144555a4c3 (このIDを非表示/違反報告)
みぃこ(プロフ) - 楓さん» ありがとうございます♪ご希望に添えるかわかりませんが、頑張って書かせて頂きます(*^^*) (2018年10月17日 0時) (レス) id: 885292a21e (このIDを非表示/違反報告)
楓(プロフ) - みぃこさんの書くおついちさんが凄く好きです！ リクエストでおついちさんの甘々なやつがみたいです！ (2018年10月13日 20時) (レス) id: 71096d81a8 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - みぃこさん» わーーーっほんとですか…！！！嬉しいです！！待ってます！(*´∀｀*) (2018年8月22日 7時) (レス) id: 783077e291 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃこ | 作成日時：2018年8月2日 2時
