【2BRO】さんとのお話 ６〜続き〜

1 ページ1

「ここが、よく使うスーパーね
上には薬局、100円ショップその他もろもろ
何かあればだいたい揃うと思う」

『はい』

「んじゃあ、ちゃっちゃと買って帰ろうか」

カートを押しながら、品定めするおついちさんの
横を歩きながら、まだ心臓がバクバクとしていた

「危ねっ！」

グイッと手首を引っ張られた

「ちょっと〜お酒のコーナーに突っ込んだら
シャレにならないって〜」

『わ、すみません！！』

「何も無くてよかったわ、さてお会計しちゃおうか」

そのまま手を繋ぎ歩いていく

『あの！』

「ん？」

『その…手を…』

「あー！Aちゃん危ないからさ」

キュッと繋ぎ直され、そのまま歩いて行く

「迷惑〜？」

『迷惑とかじゃなくて…恋人でもないのに、その…』

「恋人じゃないのに、手って繋いじゃダメなのー？
僕たまに弟者君とかとブンブン繋ぎながら歩くけど？」

『異性…は別だと』

「兄者君に頭撫でられたりはOKなのに僕はダメって事？」

ドキッとして、おついちさんを見れば
悲しい目をしていた

『え、あの、違いますけど…』

「じゃあ、いいじゃん！僕ね、もっとAちゃんと
仲良くなりたいんだー」

パッと笑顔になり、そのまま歩き始めた

兄者さんが良くて、おついちさんを断るのも
どうかと思うし…いや？どっちもダメなんじゃ…？
え？異性と手繋ぐのって無し？
いやでも、呑んだ時とかドン子と肩組んで帰るしな…

「ほらほら、考え事してないで袋に詰めてくよー」

『あーごめんなさい！！手伝います』

袋に詰め、車に戻り事務所へ向かった

「Aちゃんって、手スベスベだよねー
ハンドクリームどこの使ってるの？」

『あ、ここのブランドが好きで』

バッグから取り出し、見せる

「あ、それ気になってたんだよねー！
保湿力いいし、ベタつかないんでしょ？」

『そうなんですよ！オススメです！
家にストックあるので、使い掛けでよければ
使ってみてください！』

女子か！？と思うくらい色んなブランドを知っていて
先程の事も忘れ楽しく、気づけば事務所の下に着いていた

「さて、早く作らなきゃね！ワンコ達がお待ちかねだから」

『そうですね！笑』

事務所に帰れば、弟者さんがバタバタと
お腹すいたと騒ぎ走ってきた。

『わーー今作ります！すみません』

おついちさんのエプロンをつけ急いで作り始めた

2.→

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す