第9話 目的 ページ10
キース…それってまさか…!
「キース！久しぶりだね…。」
「そうだね、久しぶり。」
………え？なんで仲が良さげなの…。
「カリン、フウカってキースと仲が良いみたいだけど…。どうなってるの？」
「あ、Aちゃんは知らなかったかしらぁ？フウカちゃんって、その…。キースの事が好きみたいなのよぉ。」
「は！？」
「いや、ほんとなの〜」
「あのフウカでも恋をするのね…。」
………信じられない。
あの、黒の国で有名な王子であるキースと仲がいいだなんて。
「………。」
チトセはあまり良いとは思ってないみたいだけど…。まぁ、そうなるわよね…。
本人は気付いてないけど、フウカの事好きみたいだし…。それに、キースに対抗心を燃やしてるのが分かる…。
ずっと一緒に居たから…分かるのね。
そう思っていると複雑な気持ちになった。
幼馴染みという特別な存在以上である、恋人という存在が現れて、一緒に居た幼馴染みを取られてしまう気がして…。
この気持ちはなんなのかしら…。
って、そんな事考える場合じゃない…。
「どうして、黒の国の王子が…。」
「あ、これはこんにちわ。僕はキース。神子A、よろしく。」
「…!どうして私の名前を…。」
「僕は神子に用があって来たわけじゃない。だから、安心していいからね。」
「安心していいからって言われても、安心できる訳…。」
「今日は、フウカ。君に用があって来た。銀の城まで来ようと思ったけど、好都合だったね。」
「え！？私に！？」
「そう、君にね。」
目付きが…何かたくらんでる…?
「フウカ、君には魔界の王女になってほしいんだ。」
「………え。」
「フウカを魔界の王女にさせる！？ふざけんな！お前…!」
「君にたいして言ったつもりはない。君には関係ない事だろう。」
「なんだと…!?」
「まぁまぁ…。二人とも落ち着きましょ?」
「ま、彼女の言う通り、僕は喧嘩しに来たわけじゃない。落ち着こうよ。」
「……」
変な空気…。
「チトセくん、気持ちは分かるわ。でも…それはフウカちゃんが決めるべきだと思うのぉ…。
フウカちゃんが決めた事なら、私はフウカちゃんについていく。だから、フウカちゃんの答えを待ちましょ？」
「わかったよ…カリン。」
「落ち着いてくれて良かったわぁ…。」
「……フウカ、どうするつもり？」
「ね、ねぇキース。私が王女になったら何が変わるの？」
「じゃあ、まずはその世界の理から話すべきかな…。」
「世界の理…。」
「そう…。」
なんか、壮大な話になってるわ…。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アリス(プロフ) - とても、お上手です！頑張ってください！応援しています！ (2017年3月2日 16時) (
レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 エレナ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！ (2017年2月25日 23時) (レス) id: 5accc479eb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても、お上手ですね！次回もとても、楽しみです！ (2017年2月25日 16時) (レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：エレナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月12日 0時
