第24話 頼み事 ページ25
放課後
その日は、先生に怒られずに済んだ。
でも、先生は私の世界再生の旅についていくのを言った。私も聞かされていたから、クラスメイトは驚きを隠せなかった。
『ええー！？先生まで行っちゃうのー！？』
そんな声ばかり聞こえていた。
その事を思い出すと、悲しみが込み上げてくる。でも、世界の為に私が頑張らなければいけないと思い、家へ帰ろうと、ホウキにのった瞬間だった。
「待て！」
「チトセ…?」
「お前、明日にはもう行くんだよな。」
「え、ええ。そうだけど…。」
「俺も一緒に行っちゃ駄目か？」
「何を言ってるの…。」
「お前一人で行かせるかよ。」
「でも…。」
私がチトセを連れていかせたくない理由は、もちろん『あの事』だ。
「……わかった。じゃあ、昼の11時になったら来てくれる？」
「ああ。わかった。」
「じゃあ、さよなら…。」
「あ、ああ…また明日な。」
私は微笑み、家へと帰る…。
『また明日な』か…。
私はもう、永遠とチトセとは会えないのに…。
私は家へ帰ると、何故かフウカとカリンが居た。
「どうしたの？こんなとこで…。」
「Aに頼みがあるの！明日の世界再生の旅に私達も行かせて！」
「お願い！私達、世界を救う事に協力したいのぉ…。私達、このまま見過ごすなんて嫌なの。」
「でも…。」
「お願い！」「お願い!」
と二人同時に言われちゃ、断れない。
「分かったわ。じゃあ、11時に家に来てくれる？」
「やったわねー！」
「了解！」
「嬉しそうね…。」
「あったり前だよ！」
「あ、あと、チトセも旅に同行することになっているわ。」
「チ、チトセくんもぉ…!?」
カリンが一気に蒸発していく。
「あいつも一緒なのー？ま、いっか。」
「カリン、蒸発して消えないでね。」
「し、しないわよぉー！」
「でも、顔真っ赤にして蒸発しそうだったけど？これもチトセの影響なのね。」
私はクスっと笑う。
「も、もう…。」
「冗談よ、じゃあまたね。……さよなら。」
「うん！また明日！」
「え、ええ…またね。」
「カリン？」
「な、なんでもないのぉ…。」
私達は手を振って別れを交わした。
それは、永遠の別れであった。
(みんな、ありがとう。さよなら。)
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アリス(プロフ) - とても、お上手です！頑張ってください！応援しています！ (2017年3月2日 16時) (
レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 エレナ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！ (2017年2月25日 23時) (レス) id: 5accc479eb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても、お上手ですね！次回もとても、楽しみです！ (2017年2月25日 16時) (レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月12日 0時
