第23話 実の家族 ページ24
「神子よ、天使の前に立て。」
「はい。」
私は前へと出て、天使様を見上げる。
「神子Aよ、お前は確かに神子としての力を持ち、素質を持っていることを証明した。
よって、お前を神子と認めよう。」
「ありがとうございます。」
「そして神子よ、お前には完全天使化とする為の試練を与えよう。」
「試練…分かりました。」
「ここから南南東の方角にある神殿に向かえ。そこで一つ目の天使としての力を授かろう。」
「はい。」
「では、そこでまた会おう。我が娘Aよ…。」
「我が娘…。私は本当に、天使様の娘だったのね…。」
「では、気を付けて旅に出るのだぞ。最愛の娘、Aよ…。」
「は、はい…!
あ、あとひとついいですか？天使様…じゃなくて、お父様。お父様の名前は…。」
「レミエルだ。」
そして、天使レミエルはそう告げると姿を消した。
「あの人…ほんとにAのお父さんなの！？」
「多分…神子は天使の元で生まれるのよ。だから、間違いないと思う。」
「やっぱり、噂は本当だったんですね。」
「え？」
「Aさんは実は天使の子供じゃないかって噂されてたんですよ。」
「あ、それは私も聞いたことあるわぁ…。でも、噂が本当だったなんて驚きね〜」
「いつの間にそんな噂流れてたんだよ…。」
「あはは…。でも、まだ信じられないの。私が天使の子供だったなんて事…。」
「ねぇ、それだったらあのフェアルさんはどうなっちゃうの！？Aを育ててきた人なのに…。」
「あの人も私にとって親よ。存在は変わらないわ。」
「そっか、そうだよね…。」
「というか、フウカには関係ない話でしょ？」
私はそう言ってクスっと笑う。
「あ、もう学校に戻らないと。先生に起こられる！」
「そうだね！よし、急げー!」
フウカ達は先にいく。
「ではクラトスさん。夕方でいいので私の家に来てくれませんか。住所教えますので。
旅の計画など立てておきたいんです。」
「わかった。行こう。」
「ありがとうございます。」
そう言うと私は住所を教え、フウカ達の後を追いかける。
(いよいよ世界再生の旅ね…。はりきっていかなきゃ…。)
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アリス(プロフ) - とても、お上手です！頑張ってください！応援しています！ (2017年3月2日 16時) (
レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 エレナ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！ (2017年2月25日 23時) (レス) id: 5accc479eb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても、お上手ですね！次回もとても、楽しみです！ (2017年2月25日 16時) (レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月12日 0時
