第17話 ほんとの友達 ページ18
「フ、フウカちゃん…?」
「マヤって言ったっけ？ほんと、カリンは可愛いんだから！優しいし、頭いいし何でも出来るからって、
カリンに嫉妬していじめるのはやめてよ！」
「フウカちゃん…。」
「あんたに何がわかるのよ！？チトセくんに色目使ってるコイツがうざいのよ！」
「カリンはそんなつもりないだろうし、別に色目使ったっていいじゃん！チトセが好きなんだから、少しは可愛く思わせたいものでしょ？
あなたもチトセに可愛く思わせたいでしょ？」
「それは…。」
「だったら、カリンとあなたも同じだよ！好きな人のためにがんばるのはいいことだもん！
…あなたもカリンをいじめてなければ、チトセにもっと好かれてたかもしれないよ？」
「…。」
「だから、カリンをいじめるのはやめてあげて。カリンは一人の人なんだよ…。一人の人を生むのって大きな奇跡なんだよ？なのに、その奇跡を拒むような行動をする人がいるなら、私はその人を許さない。」
「悪かったわよ…。わかったわ…。そうよね…。この子も私と同じようなものだものね…。
私、カリンが何でもできちゃう完璧な女の子だから、嫉妬してたんだわ…。
カリン、ごめんね。」
「い、いいのぉ…。これから仲良くしましょう？」
「ほんと…なんでこんな優しい子をいじめちゃってたのかしら…。」
す、凄いわ…。フウカ、いじめっこをいいこに変えたのね…。
放課後
放課後になると、私はフウカとカリンとホウキで帰っていた。
「フウカちゃん、さっきはありがとうね…。」
「またその話？いいよー！気にしてないからさ！
ほら？私ってば、いつもカリンに頼ってばっかだから…。私、勉強もできないし、魔術の調整とかもうまくできないから…こういう事しかできないっていうか…。
素直な気持ちをただありのままに言っただけだから。そんなにかしこまらなくてもいいよ！」
「でもね、私ほんとに感謝してるの。とっても、とっても！だから、今日くらいはありがとうって言いたい…。
本当に、ありがとうね！」
「あはは…そんなに感謝されると照れちゃうよ〜。」
「はは…!フウカとカリンってほんとに仲がいいわよねー」
「えぇ！自慢の親友って言えるわ！」
「私も！」
「二人はほんとの友達って感じね。」
「確かに、カリンと私もだけどさ…。」
「?フウカ？」
「Aだってほんとの友達だからね！」
「ええ！フウカちゃんの言う通りよ。私達だけ、なんていやだもの。」
「フウカ…カリン…。ほんと、立派な幼馴染みになったわね…。」
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アリス(プロフ) - とても、お上手です！頑張ってください！応援しています！ (2017年3月2日 16時) (
レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 エレナ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！ (2017年2月25日 23時) (レス) id: 5accc479eb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても、お上手ですね！次回もとても、楽しみです！ (2017年2月25日 16時) (レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月12日 0時
