第14話 秘密だった事 ページ15
「私の物が最近無くなってて…よく無くしちゃうなって思ってたんだけど…。
原因は、物を隠してた隣のクラスの子のマヤって子の集団グループが、私の物を隠してたみたい…。ある日、その子達に呼ばれて行ってみたら、いきなり水を掛けられた…。
私、確信したわ。いじめられてるんだって。マヤちゃんは、私が緑の国の王女だからって、チトセくんに近付いて色目を効かせるなんてサイテーって言われちゃったわぁ…。
そういう「わぁ」とか「のぉ」がぶりっこだよねって言われちゃって…。私はのんびりやだからこういう口調をしちゃうから…。
私の口調、そんなにおかしいのかなって思うと、フウカちゃん達にこの口調が嫌で嫌われてるんじゃないかって思うと、怖くて学校に行けなかった…。」
いじめられてたのね…。
「私は、カリンののんびりした感じがおっとりしててカリンらしくて、可愛いなって思うわ…。」
「うん！別に、語尾とかのばしたらぶりっこって解釈はおかしいよ。確かにぶりっこってそういう感じの子が多いけど、カリンの場合はのんびりやだからそういう口調をしちゃうだけだもん。」
「二人とも…ありがとう…。」
「それに、カリン…。」
「？なぁに？」
「カリンが嫌いだったら、私達はカリンの周りには居ないわよ。私が幼馴染みだから慣れてるかもだけど、私がカリンの幼馴染みじゃなかったとしても、私はカリンの傍にずっと居たと思うわ。」
「Aちゃん…。」
「うん！そだよ！それは私やクラスのみんなだって同じ！それに、カリンみたいにあんなマザコンを好きになる子なんかたくさんいるのに、カリン限定はおかしいと思う！」
「そうよねぇ…。チトセくんモテモテだものねぇ…。」
「カリン、そんな子なんか無視しちゃえ！それか、私達がいつも側にいれば安心するでしょ？大人数でカリンも居れば、相手は掛かってこないよ！」
「フウカちゃん…いいの？」
「え？」
「私なんかの為に…。」
「為にとか、そういう事言っちゃだめ！カリンだってたった一つだけの命なんだよ！？カリンの代わりなんか、誰にもなれないよ…。私は、カリンがいなくなるなんてやだ！
だから、もっと自分に優しくしてあげて？」
「…! ありがとう、フウカちゃん。
そうよね…。たった一つだけだもんね。私、がんばるね！」
「うん！」
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アリス(プロフ) - とても、お上手です！頑張ってください！応援しています！ (2017年3月2日 16時) (
レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 エレナ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！これからも頑張るので応援よろしくお願いします！ (2017年2月25日 23時) (レス) id: 5accc479eb (このIDを非表示/違反報告)
アリス - とても、お上手ですね！次回もとても、楽しみです！ (2017年2月25日 16時) (レス) id: f28d127e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エレナ | 作者ホームページ：
作成日時：2017年2月12日 0時
