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「ーーまーた自主練？」
「びーびった！！！！まじやめてよマサ〜…」
「混ぜてよ」
「え、いいけど」
一人きりの体育館
なんだか走りたくなって緩やかなスピードでコートの周りを走っていると
重い扉が開いてひょこっとキャプテンが顔を出した
「…なんかあった？」
「えっ？」
「なんか思い詰めたような顔してたから。今日ずっと」
「へぇ…さすがよーく見てんね」
「なんかあった？」
「ん？んー……」
「…俺はさ、もうお前に合わせられるよ」
「えっ？」
「いや、さ？昨シーズンにいたチーム…まぁ骨折して途中で帰ったけど、そのチームのセッターがお前位飛ぶんだよ
去年、Aに何度も上げてもらったトスを何度も無駄にした
それをお前は自分が悪いと責めるお前を俺は見てられなかった。
なぜスパイカーを責めないのか。何故自分だけ責任を感じるのかって考えて考えて…自分の実力不足って答えしか出なかった
でももうあんな顔はさせない」
「……」
「早く身体を本調子にして、お前のトスを思いっきり打ちてえ」
「なんだよマサぁ！照れんじゃん！！笑」
「Aのおかげでなんか…また違った視点から考えることが出来た気がしてさ。
Aが何に悩んでるか知らないけどさ、まぁ話せたら俺に言ってよ。キャプテンだし力になれそうならなるし」
「…忘れた！なんだっけなー？笑」
「はぁ？笑」
「さーて、帰ろキャプテン！腹減っちった笑」
笑顔で隠した苦しい感情
話したくないんじゃない、上手く話せないだけ
そんな俺にマサは何も言わず、ただ肩をポンっと叩いて隣を歩いてくれた
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霧雨(プロフ) - 面白くてすぐに読み終わっちゃいました！笑忙しいとは思いますが更新楽しみにしてます！！ (2020年11月22日 1時) (
レス) id: d805aec180 (このIDを非表示/違反報告)
ゴールドキウイ - 私は、バレー好きなのでよかったら話しませんか？ (2020年7月18日 13時) (レス) id: 769f0afd41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaako
| 作成日時：2020年6月26日 18時
