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「ーーんーっ、うんっっま！！」
「あぁ！！俺の！！」
「ん？あ、ごめん太志」
「まぁいいけど…」
最後の試合が終わり、あとは帰国だけとなったスケジュール
すっかり仲良しになった太志とご飯を食べ、プライベートの話からいつの間にかバレーの話に。
「あれ？次は？ミラノだっけ？」
「ん？そうそう」
「へぇ…すご」
「そう？笑 普通じゃね？」
「いや、まぁ祐希もだけどさ…日本を出るってイメージがあんま無くて」
「あぁ…まぁ日本にはリーグがあるからな。ほら、アメリカはそういうの無いからさ？卒業後は必然的に海外に出なきゃって思ってたから
だからイタリアとか…まぁ日本とか？育った国を出るっていうのはきっと太志よりは身近だったし」
「すげー…世界か…ねぇ、なんでイタリアにしたの？」
「えー…それはもう…条件じゃね？俺は幼馴染と比べたら世界大会に出てないし、そんなやつを拾ってくれるのなんてなかなかないし笑
運良く前のチームが拾ってくれただけ笑」
「どう？イタリアって」
「強さ？めちゃくちゃ強いよ笑 レベルが違うんじゃない？スタメン全員が代表クラスってなかなかやばくない？」
「それはやばい笑」
「でしょ？それを目の前に戦うとさ、やっぱ勝ちたいじゃん。そのために何が必要とかも身をもって知るし」
「なるほどね」
「…また、来年会おうな」
「ん？あぁ…うん」
「今度はもっとさ、息を合わせて…無茶なトスも出してみたいわ、お前には笑」
「今回も充分無茶なトスくれたじゃん」
「あんなの序の口だわ笑」
セッターへの返球が高くなり、思いっきりジャンプしてワンハンドであげたボール
それを既に準備体制を取り、今跳ぼうとしている太志に託したシーン
押し込む、と見てブロックが1枚付き、もう1枚はエース石川祐希に。
無いと思われたクイック…太志の前には誰も居なくて、そこに上がったトスは
誰にも邪魔される事なく床に向かって飛んで行った
「いやぁ、なんか楽しかった」
「まじ？まぁ俺も、かな？」
「太志と合うかもなぁ…俺」
「祐希じゃなくて？」
「祐希？祐希はイタリアでコテンパンにしてくる笑」
「え？笑」
「コテ「だーれが？誰を？コテンパン？」…げっ」
「着いたよ。早く行って」
「盗み聞き？趣味悪いねぇ笑」
「うっさ笑 早よ行けや」
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霧雨(プロフ) - 面白くてすぐに読み終わっちゃいました！笑忙しいとは思いますが更新楽しみにしてます！！ (2020年11月22日 1時) (
レス) id: d805aec180 (このIDを非表示/違反報告)
ゴールドキウイ - 私は、バレー好きなのでよかったら話しませんか？ (2020年7月18日 13時) (レス) id: 769f0afd41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaako
| 作成日時：2020年6月26日 18時
