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『ーー初めまして！瀧 Aです。アメリカでセッターをしてました。よろしくお願いします』
大学を卒業し、リーグが無いアメリカを飛び出して向かったのはイタリアだった
国際試合に出た事がない俺を拾ってくれたのは、スーパーリーグの中堅 ラティーナ
プロ契約をし、まずは控えとしてチームメイトとコミュニケーションを取りながら練習をしていく
慣れない環境
しかし、同じイタリアに来たマイカとかなり濃い連絡を交換してホームシックにはならなかった
初めて目にしたプロの世界
何もかもが新鮮で、何もかもが輝いて見えた
プロ1年目はまずまずの結果になり、再びラティーナと契約を交わし2年目を迎えた12月
一人の大学生がラティーナにやってきた
『石川祐希です。よろしくお願いします』
そいつは、日本の未来を担う有望な選手
モデナで短期留学をして、今年はここに来たらしい
『祐希！何か困ったことがあったらAに聞くといいよ』
『OK！』
『えっ？』
『よろしく！』
『お、おう』
日本で凄いと言われるだけあって、祐希は技術力が高かった
ラティーナの正セッターになった俺は、さっそく祐希らと合わせることに
『…あ、ごめん』
『おう』
なかなか上手くいかないかと思いきや
『…いいんじゃない？今の』
『あと少しだけ離して欲しいかも』
『おっけ』
案外上手く行ったりする
既にリーグ戦は始まっている
早く祐希と息を合わせ、彼を公式戦で使いたいなぁ
ーーそして練習終わり
隣のロッカーの祐希に話しかけられた
「ご飯行く？」
「いいよ」
「おススメある？この辺で」
「あー…よく行く場所あるしそこでいい？パスタがめっちゃ美味いんだよね」
「いいよ！行こう！」
チームから支給された車に乗り、祐希と共にレストランを目指す
その車内で…
「…なんか日本語で話せるのって変な感じ」
「確かになー」
「Aくんはイタリアで外食？」
「何？Aくんって笑 呼び捨てでいいよ別に。なんか呼ばれ慣れないからキモい笑」
「あ、うん笑」
「基本的に作ってるよ。料理好きだし」
「まじ？」
「まじまじ。え？なに？だめ？笑」
「いや凄いなーって」
「祐希は？料理しないの？」
「全然出来ない笑 教えてよ、今度」
「いいよ別に。まぁ俺も簡単にしか作れないからな？」
「全然助かる！うわぁ、楽しみ笑」
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霧雨(プロフ) - 面白くてすぐに読み終わっちゃいました！笑忙しいとは思いますが更新楽しみにしてます！！ (2020年11月22日 1時) (
レス) id: d805aec180 (このIDを非表示/違反報告)
ゴールドキウイ - 私は、バレー好きなのでよかったら話しませんか？ (2020年7月18日 13時) (レス) id: 769f0afd41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aaako
| 作成日時：2020年6月26日 18時
