検索窓
今日:10 hit、昨日:8 hit、合計:10,732 hit

7 ページ7

.



「…あの、ありがとう」

「……は?」

「えっ?」

「何のありがとう?」

「いやー…助けられたかなって」

「俺からしたらアンタも加害者ですけども」

「加害者…すみませんでした」

「…ウソウソ笑 なに?徹の彼女かなんか?」

「知り合いなの?」

「ん?まぁー…軽く、ね」

「そうなんだ」




黒髪のこの人は工藤大輝。同じ二年生

一方的に知ってるだけなんだけどね。


「…言わないでね」

「何を?徹に近づきすぎて3年に呼び出されて嫌味言われて叩かれそうになりました、って?」

「いや…まぁ、うん」

「徹に言えば優しいから守ってもらえんじゃね?」

「守るって…」

「あいつ優しいよ」

「知ってるよ」

「なら言えば」

「気が向いたらね」

「あっそ」




彼はそう言って、綺麗に並んだボロボロな机から身体を起こし

私の前を通り過ぎて教室を出ていった




「…ついてくんな」

「私もこっちだもん」

「…チッ」

「あ、今舌打ちした」

「うぜぇ」

「うざくない」

「…はぁ」

「ため息すると幸せ逃げるよ」

「もう逃げた。安眠妨害」

「…ごめん」

「一生恨む」

「そんな事で?!」

「俺は徹と違って優しくないんで」





徹とはまた違ったテンポの会話もまぁ楽しかった




.

8→←6



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
26人がお気に入り
設定タグ:Da-iCE , 岩岡徹 , 工藤大輝   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:aaako | 作成日時:2020年3月8日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。