異国の地で運命に巡り合えた話 2nd

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『…ふふっ笑』

『…え？』

『ゆーき！』

『…待って、なに飲んだ？』

『…あっ！A、ワイン飲んでるわっ！！』

『ふふっ…』

『嘘でしょ…笑』




サラが飲んでいたお酒を間違って飲む、という

ドラマか？アニメか？というど定番の酔い方をした彼女


実は酔っ払った彼女を見るのは初めてで…




『…ごめん、帰ってもいい？』

『いいさ！！気をつけるんだぞ』

『祐希ごめんなさいっ…』

『コイツが悪い』

『…怒ってる？』

『ううん笑 ただ初めて見たからちょっと不安なだけ。ありがとう、Aと話してくれて』





チームメイトに声を掛け、ふらつくAを支えながら外に出る

寒さで酔いが冷める？と思ったが全然で

何度も通ったこの道だけれど

初めてこの家までの距離が遠いと感じた笑





「…っ、と」



とりあえずソファに投げて笑

暖房をかけつつ上着を脱ぐ




「A？服、脱げる？」

「んー…ゆーき？」

「そう、ゆーき笑」

「なーに？」

「上着、脱げる？」

「…うん」



素直に脱ぎ始めたA

アウターを脱いでソファに投げて……


…え？




「ちょ、ちょっと！！笑 そこまで脱がなくていいから！！笑」

「…暑い」

「待って！まじで待って笑まだ服脱ぐなまじで」

「……」

「まじかよっ…」




コートの下に着ていたタートルネックのニットに手を掛けるA

俺の制止も虚しくインナー姿に




…あの、やめてまじ。

寒いのもあるし…うん、あの…さ





「ゆーき、ベッドいく？」

「はぁ？」

「一緒にねよっ」

「…誘ってんの？」

「はーやーく！！」

「…あぁもうしらね」




酔っ払いの彼女をお姫様抱っこ的なやつで抱え

まだひんやりとするベッドに投げる

"きゃっ"なんて可愛い声が聞こえたけれど無視して

赤い顔してホワホワした彼女に跨った




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