異国の地で運命に巡り合えた話

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ネーションズリーグ予選2週目

日本での試合に俺たちは気合いを入れてコートに向かった







日本に良い流れが続き、まずはしっかり第1セットを取った




「祐希」

「ん？」




第2セットまでの僅かな時間

修正点を聞きつつ水分補給


すると、若干ニヤついたマサさんに話しかけられる





「…見てる、お前を」

「え？…あぁ笑」




マサさんの視線を辿り、客席に目を向けるとびっくりしてる彼女の姿

隣には、まぁイタリアっぽい美人の親友 アンナさんが楽しそうにAに話しかけている
アンナさん…片付けが苦手ってイメージしかない笑




「…祐希集中！！笑」

「はぁ？笑」





かなり笑っているマサさんに、からかわれながらも気持ちを引き締める

…良い所見せたいじゃん？






そして試合は無事に勝利をおさめる

沢山のカメラが向けられるなか、彼女たちだけはずっと肉眼で俺たちだけを見てくれていた







「なぁ祐希、大竹やばくない？笑 今日めちゃくちゃ肩まわしてたよな笑」

「あぁ思った！笑 可愛い子でもいたんじゃない？笑」

「まずさ、あいつのタイプって誰？笑 どういう子？笑」

「知らないよ笑 マサさん聞いてきて」

「俺はそれをきいてどうすればいいんだよ笑」

「知らないよ笑」

「…彼女に手、ふらねぇの？笑」

「いやだからまじやめてって笑」




なんて言いながらやっぱり見たあの客席

隣の親友とニコニコしながらこっちを見ていて

なんかちょっと嬉しい笑




「…祐希知り合いきてんの？」

「山内さん…違いますよ」

「嘘だろ笑 どこ？彼女？」

「違いますって！！笑」





ただ、からかわれるのはあんまり好きじゃない笑




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