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「ーお邪魔します」

「なに?そんなかしこまって笑」




練習を終え、帰宅した俺の15分後にやってきたA

いつもの弾けるような表情は見えなくて、暗くて 悲しさを漂わせていた




「…ここ、おいで」

「…うんっ」




それでも作り笑いをし、俺の隣へと腰を下ろす彼女




「なんもなかった?」

「うん。普通に過ごせたよ」

「そっ?よかった」

「サラには謝られた。何も悪くないのに」

「俺も謝られた笑」

「…そ、っか」




見ると苦しくなるような表情を浮かべた彼女をそっと抱きしめる




「…言いたいこと、あるんだろ?」

「えっ?」

「言うだけ言っていいよ」





わかるんだ。見てれば

…決断、しようとしてるんでしょ?





「…最初は、あぁまぁ凄い人なんだな、って思った
イタリアに来るぐらいだし、って


でも、日本で試合を見て…ちょっと考えてたより遥か上に祐希がいた

イタリアでは普通に街を歩けるのに、日本では出来なくて
ここだと気軽に呼び止められるのに日本では話しかける事すら躊躇った

ここでは感じなかった気持ちが…なんていうか…



…付き合ってて、いいのかな?って

祐希は雲の上の存在みたいに思えて…

私、ただの一般人だし…隣に立ってちゃいけないのかなって…」

「…そうやって、書かれてた?SNSには」

「…うん。それで…自信、なくしちゃった」

「だから?だから別れたいって?」

「…あの…」

「そう言いたいの?」





抱きしめるのをやめ、彼女をじっと見つめて問う





「…居られない。隣には」

「なんで?俺のこと好きなんじゃないの?」





彼女の綺麗な目から、涙が溢れた






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設定タグ:バレーボール , 石川祐希   
作品ジャンル:恋愛
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まりん(プロフ) - 覚えて頂いているなんてありがとうございます!!めちゃめちゃうれしいです(^。^)応援しています! (2019年11月15日 12時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - まりんさん» まりんさんだ!!いつもコメントありがとうございます!ただ今頑張って執筆してます笑 いつもありがとうございます(*´ω`*) (2019年11月14日 19時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
まりん(プロフ) - とてもいいお話で続き気になります!頑張ってください! (2019年11月14日 12時) (レス) id: b59f2ee03b (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - yumi06300658さん» こちらこそ読んでいただきありがとうございます!先程更新させていただきました^ ^ (2019年11月11日 17時) (レス) id: 1f1f253b37 (このIDを非表示/違反報告)
yumi06300658(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます。次回楽しみにしています。 (2019年11月11日 15時) (レス) id: 127c71edcd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:aaako | 作成日時:2019年11月9日 8時

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