異国の地で運命に巡り合えた話

#33 ページ33

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『ーー天気最悪ね！！』

『日本はこんな感じよ笑』



2017年 6月7日 inJAPAN



およそ一年ぶり。無事に日本に降り立った私とアンナ





『ホテルに荷物置きにいこ』



空港から群馬まで移動し、ホテルにチェックイン

長旅にも程があるくらいの遠い地への旅行


クタクタになりながら私たちはカウンターへとたどり着いた




「…私宛てに？」

「はい」





カウンターで、私宛てに荷物があるという

差し出し人の欄には…




「…ありがとうございます」




祐希だった。







『イシカワから？』

『みたい。何かな？』




部屋に入り、包みを開けて驚いた




『ユニフォームじゃない！！しかもイシカワの！！』




真っ赤な応援シャツ

背番号は14番 上には "ISHIKAWA"の文字



『…アンナのもあるね』

『本当に？私ヤナギダがいいわ笑』

『知ってる笑 だから柳田さんの入ってるよ笑』

『凄い！！サイン付きだわ！！ありがとうイシカワ！！』

『私に言わないで笑』



チケットとユニフォームをしっかり受け取りました、と連絡を入れた




『…あれ？』

『ん？』

『なにこの箱…』

『…ネックレス？』




箱にあったのは、チケットとユニフォームだけじゃなかった

長い箱…




『ネックレスね！つけてあげるわ！』

『え？あ、うん』

『…まぁ、可愛くはないけれどいいんじゃない？笑』





写真大好きなアンナに促され、ユニフォームを来て写真を撮った

それも一緒に送れば…





祐希めっちゃ似合ってんじゃん笑

祐希マサさんも笑ってる




やっぱり柳田さんに見せた、と連絡がきた。





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